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東京奇譚集

e0012194_233636.jpg宮本輝三浦綾子、そして村上春樹。それぞれ作風が異なるこの3人は、私にとって特別な作家さんたちで、これまでの著書がすべて揃っていることはもちろん、ときおり取り出して読み直してみたり、新刊が出ると問答無用でハードカバーを購入します。

ということで、村上春樹さんの久しぶりの短編集『東京奇譚集』を読み終えました。あまりにもさらりと読めてしまったので、もう一度じっくりと読むことに。

うーん、実に味わい深い。
この独特の世界観と文章にはやっぱり唸ります。

不思議な、あやしい、ありそうにない話=奇譚だと帯で定義してますが、そもそも彼の小説に「奇譚」ではない作品を見つけるのが難しいので、『ノルウェイの森』以来、リアルタイムで読んでいる私には、違和感は全く感じず、むしろ、村上ワールドを堪能できて、ファンタジーの世界に入り込んだような気分を味わえました。

収録されている5作品はどれもそれぞれの味わいがあるんですが、好みは「ハナレイ・ベイ」と「品川猿」。「品川猿」をベースに長編を書いてくれないかなぁ。
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by dlynch | 2005-10-15 23:39 | book
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