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「二人の天使」がいのちをくれた

e0012194_0164118.jpgこれまで白血病に抱いていたイメージは、薄幸な主人公の象徴として「物語に」登場する病、しかも、やや使い古された「設定」でした。だから、セカチューを読んだときは、いまさら白血病かよ、ひねりがないなぁなどと思ったんですが、『「二人の天使」がいのちをくれた』を読んで、これがとんでもなく浅はかで、失礼な考えだったと気づかされました。

「41年間大病とは無縁で、36歳の時には4時間を切るタイムでホノルルマラソンを完走。週1回のジム通いを欠かさず、3カ月前に行った会社の体力測定では肉体年齢20歳とコンピュータ診断された著者が、会社の健康診断の血液検査でひっかかった。すぐさま日赤病院を紹介され、医者から告げられた病名は急性骨髄性白血病」

R25のブックレビューでこう紹介されてて、他人事じゃないと思ったのが、この本を読むことになったきっかけ。ちょうどジム通いにハマっていて、健康には万全の自信を持っているところだったので、このレビューは衝撃でした。

病名を宣告されてから幾多の課程を経て、最終的に臍帯血移植という治療法に成功。
14ヶ月ぶりに会社に復帰するまでのドキュメンタリーなんですが、感服したのが著者の精神力と行動力。

著者は何度となく自分の運の良さに感謝してますが、たまたま幸運が舞い降りてきたわけではなく、精神力と行動力が運気を引き寄せたんだろうと思います。笑う門には福来たるけど、死亡確率20-25%とか言われて、12時間点滴打ち続けて、無菌室に何日も閉じこめられてる状態で、笑い続けられるって、ものすごいことですよ。しかも、精神的にも肉体的にも弱りまくっているのに、治療方法を人任せにしないで、自分で判断するために情報を収集するその行動力。男の生き様を学びました。

人は生きてるのではなく、生かされている。
私自身が生きているうちに、この心境に達せられるかどうかはわかりませんが、そう思えるようになったときは人生観ががらっと変わるんでしょうね。

さっそく、献血に行ってこようと思います。骨髄バンクのことも調べなきゃ。
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by dlynch | 2005-10-29 01:21 | book
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