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あの戦争は何だったのか

e0012194_0384467.jpg小学生のときに2年ほど、岐阜県のとある地方都市で過ごしたんですが、日教組がものすごい力を持っている地域だったので、左寄りの教育、特に反戦教育にはものすごいものがありました。『はだしのゲン』を読まされたのもこの頃で、この学校の校歌は覚えていないけど、何度も歌わされた原爆反対の歌は今でも覚えているくらい。幼い頃の刷り込みってのはすごいですね。

それから、28年経った今日まで、いわゆる第二次世界大戦のことをきちんと考えたことはなかったんですが、『終戦のローレライ』 を読んで、その背景をもうちょっと知りたいなと思ったのと、もうすぐ始まる『男たちのYAMATO』を観る前にもそれなりに予備知識をつけておいた方が楽しめるだろうということで、「大人のための歴史教科書」というコピーに誘われて、手に取ったのが『あの戦争は何だったのか』

久しぶりの新書とはいえ、簡単な文章だったのであっという間に読了。散らばっていた知識を時系列にまとめて、太平洋戦争の全体像をつかむという意味では、とてもよい教本でした。とくに第一章で語られた「旧日本軍のメカニズム」では、何となくしか知らなかった軍の組織構造や軍人になるまでの工程が把握できてすっきり。そのあとの章は、ちょいとおおざっぱかなとは思ったものの(とくに陸軍、関東軍の動きについてはほとんど触れていない)、初心者にはほどよい内容でした。

気になったのは証言の多くが匿名だったこと。陸軍省軍務課にいたある人物の証言といわれても、それは2chの書き込みの信憑性と大して違わないのでは?と思うのだけれど。
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by dlynch | 2005-12-12 00:42 | book
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