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容疑者Xの献身

e0012194_0341876.jpgこれまでの東野圭吾さんの小説では『秘密』が一番好きだったんですが、この『容疑者Xの献身』はその上を行きました。文句なしにmy bestの東野作品です。

いわゆるミステリーとしてのどんでん返しの面白さもさることながら、題名の一部でもある「献身」を描いたヒューマンドラマや純愛としても超一級品です。数学者・石神(あえて高校の数学教師とは言わない)、ガリレオシリーズの物理学者・湯川、湯川の親友刑事・草薙、そして、ヒロイン・靖子が織りなすドラマに引きずり込まれる。特に15章からラストまでは絶対に中断できません。ここは一気に読みましょう。

こんな行動はあり得ないとか、こんな男は存在しないとか、こんな天才はいないとか言い出す人がいるかも知れませんが、そんな夢のないことを言っちゃダメです。だって、小説-フィクションなんだから、作者の創作(fiction)を楽しまないと。

落ち着いて租借した上でもう一度読みたいです。
2度目、3度目、あるいは20年後に読んだときに自分がどう感じるかがとても楽しみ。
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by dlynch | 2006-02-08 00:53 | book
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