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千里眼とニュアージュ

e0012194_1615210.jpg鉄鍋餃子→ふぐ→手羽先→ラムしゃぶの食べ歩き紀行じゃなくて、長い国内出張の合間に読んでいたのがこの『千里眼とニュアージュ』。新幹線や飛行機の中で読むにはぴったりの娯楽小説です。

「お、お銀と申します」いいよね、こういうくだり。塚田専務理事がBMW 750iのキーを渡すシーンも、このシリーズではときどき出てくる演出だけど、つい釣られちゃう。もちろん、こんな細かいところだけじゃなくて、小説全体としての疾走感は健在です。唯一、御朱印書の真偽を巡る根拠が弱いかな。歴史学の権威ならそれくらい見破ってくれなきゃ。

つくづく、松岡さんは旬な話題を小説に転化するのに長けてますね。ニートはもとより、モリエモン、遺跡捏造事件。特にジンバテックのモデルになっているライブドアが大揺れの最中なので、よけいにオモシロイです(ライブドア社員のみなさんスンマセン)。臨床心理学にはじまって、経済、紛争、コンピュータ、クルマ、音楽、ファッション、スポーツに至る広範囲な松岡さんの知識も伏線や人物描写のオモシロサを盛り上げてくれます。

実は、読み終えてからなにか足りないことに気づきました。
そう、『ヘーメラーの千里眼』の後に『千里眼 トランス・オブ・ウォー』を読まないまま、これを読んでしまったのです。だから、イラク帰りだとかジェニファー・レインの伏線にピンとこなかったのね。さっそくAmazonで注文しなきゃ。
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by dlynch | 2006-02-25 16:56 | book
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