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ブレイブ・ストーリー | 宮部みゆき

e0012194_2351581.jpgようやっと『ブレイブ・ストーリー』を読み終えました。文庫本3冊で1500p近い文量なので、それなりのヴォリュームなんだけど、そこは宮部みゆきさんの筆力なので、だらけたり飽きたりすることはありません。むしろ、明日の仕事のために頁を閉じるのが辛かった。

ファンタジー小説を読むのは初めてでも、DQ2でRPGに目覚め、ファミコンに飽きたらずPC88でザナドゥイースをやり込み、いまもなおFF12をプレイし続けるRPG好きには、この世界観は何の違和感もなしに入り込めたんだけど、そうじゃない人にとってはどうなんだろう?『指輪物語』のような王道ファンタジーを読んだことのある人にも感想を聞いてみたいなぁ。

そんな世界観はさておき、登場人物、特にワタルとキ・キーマ、ミーナ、ジョゾの関係はとても好き。ワタルが成長していく課程もいいよね。きっと、最後にはこうなって、ワタルはこうするんだろうって想像通りに物語は進んじゃうんだけど、それでもラストは感動しました。カッツ、泣けたなぁ。

ただ、手放しでオモシロかったぁ!とも言えないのが残念。ところどころエピソードが中途半端で終わっちゃってるのとミツルやオンバさま、香織との関係も不十分な気がする。この際、文庫本5冊くらいになってもいいので、この辺を書き込んで欲しかった。

それでも読みながら、ワタルがダルババに乗って旅している風景を空想するのは、他の小説では味わえない楽しみでした。そうだ。次はミツルの視点から描く『ブレイブ・ストーリー 外伝』なんてどーデスか?宮部さん。
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by dlynch | 2006-07-12 23:59 | book
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