予告編にワクワクし、必ず観に行くと決めていた
『スーパーマン リターンズ』。劇場で観て大正解です。
何がすごいってそのVFX。空を飛ぶスーパーマンの疾走感がすごい。旅客機を止める重量感がすごい。マシンガンの弾を跳ね返す強靱な肉体感がすごい。予告編でピストルから発射された弾がスーパーマンの目に当たって、ひしゃげて、ポトッと落ちるってシーンがありますが、あんな見事なVFXの連続です。邦画でも当たり前になった感のあるVFXですが、いやはやハリウッドのCGの底力を見せつけられました。ブラジルとジャパンぐらいレベルが違う。
もう一つ感心したのが、こいつこそCGじゃないの?と思わせるような完璧な肉体美と端正な顔立ちの
ブランドン・ラウス。
クリストファー・リーヴ以外にはあり得ないと思われたクラーク・ケントを、もしかすると彼以上に演じてました。これって、すごいことですよ。
残念だったのは、お話が中弛みしちゃったこと。154分と長いこともあって、睡魔に襲われることもたびたび。120分くらいにまとめてくれるともっとよかったのに。でも、旅客機をスタジアムに降ろして歓声を浴びるところなんかは鳥肌ものだったし、
ケヴィン・スペイシーは名優ぶりを発揮してたし、夏の終わりにはオススメの映画です。テレビで観ちゃダメですよ。