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パッチギ! | 井筒和幸

e0012194_23451049.jpg68年というまさに私が生まれた年の京都を舞台に、在日というデリケートな問題を扱った『パッチギ!』

今が旬の沢尻エリカは、これまでは地味な顔立ちの華のない女優さんだなと思ってたけど、『パッチギ!』で、彼女に思いを寄せるコウスケに見せる微妙な表情が、そのときそのときの心情をごく自然に反映していて、思わず見とれちゃいました。コウスケ役の塩谷瞬(どっかで見たと思ったら白夜行の高宮だ)も、アンソン、バンホー、チェドキの朝鮮高校生もよかったし、日本の若手俳優も捨てたもんじゃないね。大友康平とオダギリジョーもナイス配役。

ザ・フォーク・クルセダーズの『イムジン河』と言う曲がテーマになっていて、この曲を巡るエピソード、コウスケがアンソンの壮行会に顔を出すところや、ギターをXXするところ、終盤のラジオ局での演奏とそのあとのシーンにはジーンと来ました。泣けるというより染みるって感じかな。チェドキがコウスケに教えた韓国語の伏線はベタだけど、お涙ちょうだいだけで終わらせなかったところが好きです。

ただ、喧嘩のシーンが多すぎ。キョンジャとコウスケのドラマにもっと時間を割いてあげた方がよかったんじゃないかな。それと、あまりにも反日に寄りすぎているのも気になった。確かに過去に日本人が犯した罪は背負わなければならないけど、何度謝っても許してくれない、何かと過去の過ちを蒸し返す韓国の自虐的な態度を、またここで持ち上げるのはどうかと。青春映画としてはよかっただけに、ここだけが残念。
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by dlynch | 2006-10-06 23:58 | cinema
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