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うさぎおいしーフランス人 | 村上春樹

e0012194_0633.jpg小説を日常的に読むきっかけになったのは何を隠そうかの『ノルウェイの森』。浪人時代に通っていた予備校の近くの本屋にあの赤と緑の本が平積みになってたんですよね。予備校生には安くはない1,000円(注:20年前)のハードカバーを買ったのは、装丁が洒落てたのと文学な薫りがしたから。無事、大学生になったころには立派なハルキストになってました。w村上w浅野の時代です。

読んでたときの自分のシチュエーションをありありと思いだせるのが、自分にとって村上作品が特別なところで、たとえば『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』羽島市立図書館で論文を仕上げてる合間に、『1973年のピンボール』は同級生の蘇我んちで麻雀の交代を待ってるときに、『ねじまき鳥クロニクル』は出張先の新守山駅のプラットホームで電車を待ってるとき、そして『ノルウェイの森』は名駅裏の喫茶店って具合に。あの独特なリズムの比喩にも凝ったことがあったなぁ。「春の熊のように穏やか」(だったと思う)って喩えはどの作品だったろう。

そんなハルキストじゃないと『うさぎおいしーフランス人』は楽しめません。安西水丸さんのかわいらしくてシュールなイラストに惹かれて買っちゃうと、ただのダジャレ集じゃん!ってことになっちゃいます。
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by dlynch | 2007-05-18 23:58 | book
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