ブログトップ

cinema and book

killbill.exblog.jp

ジャンプ | 佐藤正午

e0012194_0514389.jpgときおり立ち寄るヴィレッジバンガードの手書きポップに惹かれて読んでみた『ジャンプ』なんだけど、うーん、どういえばいいのか、面白くなくはないけど、つまらなくなくもないというか、便利な言葉を使わせてもらえればビミョーな感じ。

そんな話し方するヤツどこにおんの?と突っ込みを入れたくなる台詞運びや比喩の多い文体、世間から一歩引いている主人公、そして失踪する彼女。これが噂の春樹チルドレンかと思ったら、はてなダイアリーの検索では佐藤正午さんの名前は出てこないのね。影響を受けてるとかじゃなく、模倣に近いと思うんだけど。この時点でアウト。

それでもただの真似じゃんとばっさり切り捨てなかったのは、靴やリンゴやアブジンスキーのエピソードが好きだから。人生には節目とか岐路とか呼ばれるターニングポイントが慄然と存在していて、そこでどう決断するか、そもそもちゃんとそこに気づけるかが人生を左右すると考えて、ここまで生きてきたので、ここには大いに共感できるのです。なんだか真面目な書評になっちゃった。
[PR]
by dlynch | 2007-06-10 01:29 | book
<< 全仏オープンテニス2007 |... かれんの成長日記 >>