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川の深さは

e0012194_0225815.jpgSan Joseいる間に読み始めたのは旬な作家、福井 晴敏さんの『川の深さは』『亡国のイージス』『終戦のローレライ』と続けて読んで、その骨太な男たちのドラマに涙したので、彼の実質的なデビュー作である本作には相当な期待を込めて読みました。

この作品は福井 晴敏のまさに原点。
彼の持ち味とも言える、物語のパワーを感じました。

劇画チックな人物や物語の設定とやや押しつけがましい問題提起に若さが感じられ、文章にも荒削りなところが見られるものの、後の『亡国のイージス』や『終戦のローレライ』を生み出した土台になっていることがよーくわかります。桃井と保のペアは、まさに仙石と如月。ハリウッドで、ジェリー・ブラッカイマーあたりに映画化してもらったら、オモシロイ作品になるんじゃないかな。

読み進めていくうちに、ん?これはもしや『亡国のイージス』に話がつながるのか?この官房長官の名前はたしか首相と同じだったようなと思ったら、最後に納得。調べてみたら、このあと『Twelve Y.O.』 、そして『亡国のイージス』へと続くんですね。

それにしても、この福井 晴敏、雫井 脩介、松岡 圭祐と、ここのところ読んでる作家はみんな1968年生まれの同い歳。なんか焦る。
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by dlynch | 2005-08-23 00:33 | book
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