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重力ピエロ | 伊坂幸太郎

e0012194_2233361.jpg年寄り臭い偉そげな言い方をするならば、『重力ピエロ』に感嘆するにはちょっとばかし歳をとっちゃったかな。ハタチのときに読んでおきたかった。

短い章が連続するテンポのいい筆運びといい、泉水と春と父親の軽妙な会話といい、引用といい、比喩といい、遺伝子とグラフィティアートといい、なんかこう読書好きをくすぐるピースが散りばめられているんだけど、あざとい感じがしちゃう。素直に文章を受け取れなくなっているのか、それこそハタチのときにのめり込んだ村上春樹と比較してしまうからなのか・・。

辛口なコメントだけど嫌いじゃないです。「気休め」のエピソードは大好きだし。ラストの結びがどうなるのか気を揉んだけど、これも納得できる終わり方。春と泉水が逡巡するペットショップのシーンなんか好きだなぁ。伊坂幸太郎さんは他にもいっぱい著書があるみたいだし、本腰入れて読んでみるかな。
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by dlynch | 2007-07-21 22:33 | book
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