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ワールド・トレード・センター | オリバー・ストーン

e0012194_014211.jpg9.11の2年後にNYに行く機会があったので、グラウンド・ゼロに足を運びました。摩天楼の谷間にぽっかりと空いた広大な広場。道路向かいのスタバからフェンスに囲まれたその空間をただ眺めてました。何かを考えることはできなかったですけど。

『ワールド・トレード・センター』を映画としてみた場合は、主役の二人は瓦礫の下で身動きがとれず、ただ励まし合うだけ、合間に安否を気遣うお互いの家族の模様が描かれる、ただそれだけなんだけど、この映画を観るほとんどの人の脳裏にはあの白煙を上げながら崩れ落ちる世界貿易センターのニュース映像が焼き付いているだろうから、どうしても感動したねとか面白かったねでは済まされないものを感じちゃう。煽るような過剰な演出じゃなかったことが余計にそう感じさせるんだろうな。

この作品を観てると、9.11はアメリカ人にとっては本当にショッキングな出来事だったんだってことがよく分かる。当たり前の日常が理不尽な暴力で無理矢理に損なわれちゃったんだもんね。そしてぽっかりと空いてしまったあのだだっ広い空間。テロはダメだって当たり前のように思うし、そんなときこそ人と人のつながりが大切なんだって当たり前のことを思うのです。
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by dlynch | 2007-08-11 23:00 | cinema
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