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4TEEN | 石田衣良

e0012194_211029.jpgここのところ乱読気味です。今度は石田衣良に手を出してみました。読んでみたのは直木賞を受賞した『4TEEN』

題名の通り、月島に住む14歳の4人の少年たちが織りなす青春小説なわけだけど、14歳であること、4人いること、月島であること。この設定がいいですね。

大人の第一歩って、だいたいこれくらいの年からやってくる。性とかお金とか他者との比較とか独立心とか。この辺りとの距離感に4人の少年たちにそれぞれ特色があって、3人でもなく5人でもないところで巧くバランスがとれてる。そんな彼らが新旧の文化が入り交じる月島を自転車で駆け回ってるって考えただけでワクワクしません?

中学生にしては大人びた考え方をしてるし、行動力もあるし(今どきの14歳はこんなもんなんだろうか?)、物語には新聞沙汰になりそうなエピソードが引用されているんだけど、読了後は不思議に穏やかで爽やかでノスタルジックな気持ちになります。あぁあの頃に戻りたいなぁとネクタイを緩めたのはボクだけじゃないはず。
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by dlynch | 2007-08-12 21:01 | book
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