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ディパーテッド | マーティン・スコセッシ

e0012194_2142593.jpgオリジナルの『インファナルアフェア』があれだけの名作、それをマーティン・スコセッシがリメイク、そして、アカデミーの作品・監督・脚色・編集の4部門に輝いているとなれば、否が応にも『ディパーテッド』への期待は高まるのに・・・。

まず、バックグランドに米国の人種差別や移民同士の諍いを持ち込んだのが、日本人にはピンとこない。だから、ビリーが執拗に生まれのことを責められるところはただ不愉快なだけで、おまけにそのシーンが長かっただけだけに潜入捜査中の苦しさが今ひとつ伝わってこない。その潜入中に情報を送るのもケイタイをピピッとするだけで緊迫感ないし。そう、全体的に緊迫感が薄いんだよねぇ。

なによりもオリジナルを超えられなかったのは役者。ディカプリオもマット・デイモンも熱演はしてたけど、チャーミングで笑顔がステキだったトニー・レオンとエリート然としたアンディ・ラウには及ばず。そして、ウォン警部とサムの存在感を再認識。ジャック・ニコルソンは良くも悪くも存在感ありすぎ。

あのオーディオショップでの邂逅。あれがよかったのになんで相応のエピソードを入れなかったんだろう?マドリンがその役目だったんだろうか?
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by dlynch | 2007-09-06 21:42 | cinema
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