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世界最速のインディアン | ロジャー・ドナルドソン

e0012194_414367.jpg熱い男をシリアスに描く映画かと思っていた『世界最速のインディアン』は、スピードに魅せられた少年のようなおじいちゃんのロードムービーでした。

世界最速を自負するおじいちゃんが、ニュージーランドの片田舎から、レース会場となる米国のボンヌヴィル塩平原を目指します。そもそも町を出るところから始まり、LAに渡る船の中、ユタに向かうための準備をするLAでの滞在、そしてユタまでのドライブ、ボンヌヴィル塩平原に着いてからレースまでにも、道中、いろんな人との出会いがあって、その関わり合いが観ていて実に楽しい。LAのモーテルのおねえちゃん(おにいちゃん?)なんかは特にね。

それなりのトラブルにも見舞われるんだけど、持ち前の明るさと誰とでも分け隔てなく接する態度で乗り切っちゃう。根拠のない何とかなるさっていう軽薄なのじゃなくて、然るべき実力を備えた人間が前向きに物事を捉えると、やっぱり何とかなっちゃうんだよねぇ。

ただ、そんな人間関係が主体の映画だっただけに、暴走族のあんちゃんたちの見送りとレース会場で手助けする怪しげな二人組との関係が描き切れていなかったのが残念。上映時間との関係かもしれないけど、中途半端になるならバサッと落としてほしかったな。それだけが残念。
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by dlynch | 2007-10-13 22:00 | cinema
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