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手紙 | 生野慈朗

e0012194_2351683.jpg映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶で日本中を騒がせたエリカ様。みんな騒ぎすぎ。とくにマスコミ騒ぎすぎ。ほかに報道しなきゃいけないこといっぱいあるのに。そんなエリカ様はじめ、山田孝之、玉山鉄二の主役3人と脇役の名演に思わずホロリとくるのが『手紙』です。

原作の方は、my best東野に割り込んできたくらいのお気に入りで、大抵の場合、原作を読んだあとに映画を観るとがっかりすることが多いんだけど、この作品は珍しく違う。

ミュージシャン→お笑い芸人の設定変更を除いて、原作にとても忠実で、もちろん2時間に収めなきゃいけない制約のためにいろんなエピソードが削られてるけど、骨子を忠実に守っていて、原作をリスペクトしてるのがよく分かる。お笑いへの変更にしても、今の時代感にあってるし、ラストにも巧く引き継がれてるし。原作が持つ軸をぶらさず、さらに役者陣が読者の想像力の先をいく名演を見せてくれるまれに見る傑作じゃないかな。玉山鉄二の姿には心打たれます。

ただ一方で映画じゃなくてテレビドラマでもよかったんじゃない?と思ってしまったのも事実で、映画の持つ映像のチカラをどこかで発揮して欲しかった。全体的にのっぺりしちゃってるので。まぁ、これは邦画全般にいえることでもあるけど。
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by dlynch | 2007-11-01 22:00 | cinema
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