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サッド・ムービー | クォン・ジョングァン

e0012194_23444357.jpgタイトルを額面通りに受け取って、これはわんわんと号泣しちゃう(しちゃいたい)映画と思ったら間違い。『サッド・ムービー』はどちらかといえば、じんわりと泣けてくる系です。

ポスターのとおり4組の男女がそれぞれに悲しかったり切なかったりする事情を抱えていて、それぞれのストーリーが微妙に交錯しながら、悲しいことに悲しい方向に向かって進みます。同じプロットの『ラブ・アクチュアリー』の場合はラブコメでそれが成功してたけど、こっちでは微妙かな。泣けてきそうになると対象が代わっちゃうので、涙が引いちゃう。ストーリーの錯綜も今ひとつ。韓国映画らしいベタベタな演出も満載なので、ダメなヒトにはダメかも。

と批判めいたコメントをしつつも、好きです。この映画。

人が人を思いやる気持ちそのものや気持ちをなかなか素直に伝えられなかったり、冗談で済ませちゃったり、そんな誰もが切なく思い出しちゃうエピソードが丁寧に描かれてる。チョン・ウソンをはじめとした俳優さんたちも魅力的で、シン・ミナちゃんのファンになっちゃいました。彼女どこかで見たことがあると思ったら『火山高』の剣士だったのね。映像がとてもきれいで、サウンドトラックもセンスがいい。寒くなってきたこの季節にはピッタリ。
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by dlynch | 2007-11-22 00:37 | cinema
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