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走ることについて語るときに僕の語ること | 村上春樹

e0012194_1328577.jpg村上春樹のファンで、ジョギングが日課(といっても週に3回走ればいいほうだけど)となりゃ、『走ることについて語るときに僕の語ること』は読まないわけにはいかないでしょ。ちなみに英語的なこのタイトルはレイモンド・カーヴァーのタイトルから引用したそうです。

日常的に走ることが、フルマラソンを走ることが、身体を鍛練することが、職業的作家である自身にとってどんな意味を持っているのか?一般的な企業人にも通ずるところがあって、興味深い。一般的な小説家のイメージって、閃いたインスピレーションをバーッと文章にしていく芸術家的なところがないですか?でも、考えてみれば当たり前だけど、一日や二日で小説が書けるわけがないし、集中力を維持して筆を運ぶには体力が必要なんだよね。

印象に残ったのは、齢58になる村上春樹が「老い」について語っていること。確かに運動を続けることは、昔取った杵柄的に記憶の中にある若さを思い出してしまうことでもあって、マラソンの場合は残酷にもタイムという数字で示されちゃうからよけいに意識せざるを得ない訳だけど、村上春樹が老いについて語っているのはなんだか不思議。いつまでも、パスタ茹でて、海岸でビール飲んでるイメージなんだよね。

ところで、こうして彼のエッセイを読んでみると、これぞ自分だと思っていた性格や性行には、村上春樹の影響をおもいっきり受けていることが垣間見えて、ちょっと恥ずかしい・・。
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by dlynch | 2007-11-25 13:33 | book
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