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駆け込み交番 | 乃南アサ

e0012194_23403088.jpgうちのすぐ近くに交番があります。住宅街なので、おそらく凶悪な殺人事件や組同士の抗争とは無縁の、道案内とか拾得物の届け出とか、そんなんがメインの平和な仕事なんじゃないかなーとのほほんと(そう見える)立番してるお巡りさんを見てると思うわけですが、実際は一般人には想像できないほど大変なのかもと『ボクの町』を読みながら思ったもんです。『駆け込み交番』はその続編。

研修時代は警察手帳に彼女のプリクラを貼ってた高木聖大くんも少しは成長して、警察官としての責務に目覚めながらも、相変わらずなめた口の利き方をしつつ、でも彼女は欲しかったり、警察の縦社会に順応し始めたりと、まっとうな社会人的な生活を歩み始めた若者の混濁した様子がなんだかほほ笑ましい。警察官とはいえども実体はごく普通の人間だから、当たり前といえば当たり前だけど、こういう視点で警察を取り上げた小説ってなかなか見あたらないですよね、そこがこのシリーズ?の新鮮なところ。

聖大くんの成長と共にこの『駆け込み交番』の核を成しているのが、第一章で語られる「とどろきセブン」の面々。必殺仕事人よろしく警察では対処できない事件を裏から成敗する一癖もふた癖もある老人たちの趣味だったりするわけですが、次作では彼らがどんな暗躍をしているのかが知りたいかなと。ちなみにボクの中の文恵さんは八千草薫さんです。
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by dlynch | 2007-11-27 00:07 | book
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