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不自由な心 | 白石 一文

e0012194_0241571.jpg前に読んだ『見えないドアと鶴の空』では、Amazonで言えば星1つくらいのコメントを書いたのに、習性とは恐ろしいもので、そんなことはすっかり忘れて『不自由な心』を手に取ってみましたが・・

残念ながら、短編で構成されるこの作品で描かれていることも、小難しい理屈を振りかざしながらも、結局は自分のことしか考えられず、連れ添っているヨメさんどころか、愛人のことさえもちゃんと考えることのできない、身勝手で、だらしのない男たちだけで、その他者と真摯に向き合わない態度には、正直むかっ腹しか立たず、とっても不愉快。

あとがきで作者自身が述べているように、5つの作品の連続性をつなげてみても、この不愉快さは変わらず。これだけ人を不快にさせる小説ってのも、それはそれで貴重ではあるかも知れないけど、せっかくのフィクションの世界で物語を楽しめないってのは、ワタクシ的にはNG。これでもう読まないと誓った作家の二人目にめでたく?ノミネートです。
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by dlynch | 2008-03-27 00:32 | book
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