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ゾンビーノ | アンドリュー・カリー

e0012194_23555389.jpg予告編が気にはなったものの、わざわざ劇場に観に行くほどでもなくて、すっかり忘れていた『ゾンビーノ』。TSUTAYAの棚にひっそりと置いてあるのを見かけて借りてみました。

「宇宙からの放射線の影響で死体がゾンビとなり人々を襲う事態が発生。しかしゾムコム社が開発したゾンビを従順にする首輪によって、地球に平和が戻った。それから数年後の小さな街ウィラード。ティミーの家でもペットとして最近流行のゾンビを飼うことに」

イントロからして人を小馬鹿にしてますよね。好きなだなぁこういうの。街中にはペットのように、あるいは奴隷のようにかしずくゾンビがフツウに歩いているわけですが、50年代のポップな色合いの家や車をバックに青々とした芝生の上をゾンビが歩いている様はなかなかシュールです。最初はこの調子で続くコメディになのかなと思っていたら、ファイドが隣のヘンダーソンさんを食べてしまった辺りからブラックな展開へ突入。そこはゾンビだからね。スタンダードな映画音楽をバックに人を襲うゾンビもこれまたシュール。ティミーくん、どうやって片付けよう?って困る前に人として怖がっておこうよ、そこは。

そこからはティミーくんのお父さんとお母さん(なんと、キャリー=アン・モス)、いじめっ子×2、隣のフェチなおじさん、ティムが思いを寄せる女の子のお父さんなど、どこか壊れた変人たちが織りなすブラックユーモアワールドで、ブラックさは最後まできっちりと続きます。命の尊厳なんて全く考慮されてないので、その辺を笑い飛ばせるかどうかがこれを楽しめるかどうかの分かれ道ですね。ちなみに「原題のFidoとは、英語圏においてペットの犬に対してつかわれる名前」だそうです。
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by dlynch | 2008-08-18 00:01 | cinema
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