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ブラッド・ダイヤモンド | エドワード・ズウィック

e0012194_22362740.jpg久しぶりに監督で選んだ作品です。エドワード・ズウィックといえば『ラストサムライ』が記憶に新しいところですが、『グローリー』や『レジェンド・オブ・フォール』もこれまたすばらしい映画で、骨太なドラマを撮らせたら随一。過去の作品の相性もいいので、期待して『ブラッド・ダイヤモンド』を観てみたら、期待をあっさり超えていきました。すごい映画だ、これ。

この映画を観ていなければ、ダイヤモンドはダイヤモンド、女性を飾る高価な宝石くらいの認識で、その存在が原産国では内戦を維持するための資金源となり、その確保のために強制的に労働力にさせられる人がいる。その課程では少年兵が生まれ、その利権が新しい内戦の火種になる、なんて想像をすることもなかったわけで、そんな社会的なテーマがエンターテイメントとして成立しているところがまずすごい。泣けるとはまた違う感動です。

そんな重いテーマを下地にしたアーチャーとマディの仄かな恋愛がこれまたよくて、余計に最後の会話が際だつ。ソロモンの家族愛もよかった。

そして役者。ディカプリオは『タイタニック』のせいで、アイドル的に持ち上げられちゃったけど、『ギルバート・グレイプ』を持ち出すまでもなく、やっぱり俳優としてすごい。動きにキレがあるし、迫力も存在感もある。巨匠と呼ばれる監督が使いたがるのがよく分かります。ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスーもよかったなぁ。すごいすごいの連発で久しぶりのDVD購入決定です。
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by dlynch | 2008-08-24 22:54 | cinema
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