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ダークナイト | クリストファー・ノーラン

e0012194_23472657.jpgなんと前作の『バットマン ビギンズ』から3年も経ってたんですね。今年一番の映画に巡り会いました。その名は『ダークナイト』。バットマンシリーズ最新作です。でも、タイトルにバットマンの名はありません。

そもそもクリストファー・ノーランが監督になってからのバットマンシリーズは、アメコミヒーローというよりも、異能のヒーローを主人公にしなければ成り立たないヒューマンドラマを描こうとしてるので、闇の騎士というタイトルの方が相応しいのかも知れない。バットマン自身が特殊能力を身につけてるわけじゃないのが、ほかのヒーローとは異なるところ。資産家であることを生かして、鍛錬とハイテクで武装してるだけだからね。いわばボランティアで夜な夜な悪を懲らしめることが本当に正しいことなのか?逆に悪を生み出しているのでは?その苦悩が実に痛々しい。そして、アルフレッドとルーシャスの大人なサポートがとてもステキ。

ブルースのその苦悩が痛いほど伝わるのは、ヒース・レジャー演ずるジョーカーの存在。話し方といい表情といい雰囲気といい振る舞いといい、完璧に人格が破綻してる。そして、体感温度が下がるくらい怖い。ダントのトゥーフェイスが余計に思えるくらい見事な演技でした。ご冥福を祈ります。

暗いトーンの中にも、バットモービルはじめ男の子心をくすぐるギミックもあり、トータルとしてすばらしい映画です。まだ観てない人はぜひ映画館で。
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by dlynch | 2008-08-31 23:47 | cinema
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