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闇の子供たち | 梁 石日

e0012194_23453567.jpg『恋人たちの予感』にほのぼのする一方で、対照的に気分をどん底まで下げてくれたのが『闇の子供たち』。映画化されて話題になってるので、どんなもんかと軽い気持ちで読み始めたら・・参りました。

これを読むときには覚悟を決めて臨まなければなりません。幼児売春や臓器売買という単語だけでは想像がつかない、恐るべき生々しい現場を、これでもかと描写を重ね、とくに前半はその連続なので、気分がどんどん下がっていきます。フィクションなんだからと言い聞かせても、こんな現実が世界のどこかにあるんじゃないかと想像しちゃうので、やりきれない。ペドファイルってほんとに存在するんだよね?怖い。

最後にとった南部と音羽の行動の違い。とちらが人として正しいのか、日本人としてとるべき行動なのか、読み終えて一週間経ったいまでも結論は出ません。たぶん、こうして日本で普通に暮らしている限り、結論は出せないとも思うし。

あーこんなにコメントが書けない作品は久しぶり。また読んで出直してきます。さて、映画はどんな出来になってるんだろうか。
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by dlynch | 2008-11-12 23:49 | book
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