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失踪症候群

e0012194_22214823.gifついに出た『殺人症候群』の文庫を読むために、症候群シリーズ1作目の『失踪症候群』を読み直してみました。よく「必殺」の現代版と評されるこのシリーズですが、作者の貫井徳郎さんのサイトによると、「ハングマン」らしいです。

小説を読み返すたびに思うんだけど、読んだときの年齢や状況によって、感じ方って変わりますよね。最初に『失踪症候群』を読んだときは、失踪の謎とゼックの絡みが気になったんだけど、今回は原田の娘さんの話と吉住の哀れさというのかな、失踪の背景が印象に残りました。

「家族からは逃げられても、自分からは逃げられませんから(ちょっと違うかも)」という環の言葉と「言葉を尽くさなければ分かり合えないこともある(これも、ちょっと違う気が・・)」という原田の言葉は、なんだか今回とくに印象に残りました。

とはいえ、この作品は座右の銘がごろごろ転がっているような、高尚な内容ではなくて、警察内部の謎の組織が秘密裏に犯罪を追う、という純粋なエンターテイメント作品です。謎解きはもちろん、話の展開がオモシロイです。

さて、次は『誘拐症候群』だ。
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by dlynch | 2005-09-16 00:22 | book
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