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2008年 10月 25日 ( 1 )

プロヴァンスの贈りもの | リドリー・スコット

e0012194_2102644.jpg『プロヴァンスの贈りもの』というロハスな女の子が泣いて喜びそうなタイトルですが、原題は『A Good Year』。ワイン作りにおける「当たり年」の意味だそうです。原作がピーター・メイルの『南仏プロヴァンスの12か月』だから、キーワードにプロヴァンスを使うのは当たり前か。リドリー・スコットとピーター・メイルは30年来の友人だそうです。

人を陥れることも厭わないロンドンの凄腕トレーダーが、少年時代に夏休みを過ごした叔父のプロバンスのワイナリーを相続することになり、トラブルもあって数日を過ごすことになる。最初は高く売り払うことしか考えていなかったのに、長年ワイナリーを守ってきた使用人やとある女性との出会いが、人生にとって本当に大切なものを気づかせてくれる。

という、どこかで聞いたことのある話ではあるんだけど、風景の美しさが心を和ませてくれるので、それだけでも見る価値あり。疲労感が頂点に達してるシアトル行きの機内で観てたので、余計に沁みました。はぁーこんなところへ逃げたいと(笑)

10年以上も音信不通だったマックスが、いまさならがらに叔父さんと思い出を懐かしむのがどこか釈然とせず、せっかくのワインの謎も使われ方が今ひとつだったので、ここら辺を脚本に反映してくれたら、心の底から和めただろうなぁ。惜しい。
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by dlynch | 2008-10-25 21:04 | cinema