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カテゴリ:cinema( 159 )

スカイキャプテン

e0012194_1565032.jpgB級は嫌いじゃありません。『エスケープ フロム LA』大好きですから。それになんたって『マーズアタック』はMy favoriteのBest 3に堂々ランクイン中です。

というわけで、B級のニオイがプンプンする『スカイキャプテン』

B級っぽいとはいえ、主役のジュード・ロウとグウィネス・パルトロウ、ちょい役で出てくるアンジェリーナ・ジョリーと配役はメジャー級。でも、この配役がバッチリ。ジュードもグウィネスも、30年代風のクラシカルな映像にしっくり馴染んでます。とくにグウィネスには、これまで全く魅力を感じたことがなかったんですが、初めて「あ、わりといいかもこの人」と思いました。ジェラシー気分でブィとふくれる顔がキュート。アンジェリーナはやっぱりアンジェリーナねえさん。眼帯があんなにも似合う女優さんは他に知りません。潜水飛行機?から脱出して、『METAL GEAR SOLID 3』のTHE FURYのように飛んでくところ、サイコー!

クラシカルというか、レトロ・フィーチャーな映像は、こりゃどうやって撮ったのかなと思ってたら、前編ブルーバックなんですね。107分と比較的短い映画とはいえ、あれだけのコンポジットやVFXの処理は相当に大変だったんでしょうね。ポストプロに携わったスタッフのみなさんごくろうさまでした(って見てないか)。とにかく全編デジタル処理なので、同じ方向の絵作りをしていた『Casshern』の映像が見づらいなーと思った人には不向きかも。

ただ、ここまで書いておいてなんですが・・正直つまんなかったです。
恋愛ドラマあり、笑いありのいわゆる冒険活劇なんだけど、ドキドキ感がない。ヨメ曰く「緊張感のないアクション」。このコメントに尽きるかなーと。
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by dlynch | 2005-07-24 01:58 | cinema

スターウォーズ エピソード3 シスの復讐

e0012194_1172135.jpg小学生の頃、近所にあった電気屋さんにはボディソニック(スピーカーを仕込んだリクライニングチェア)が置いてありました。そのボディソニックの体験デモに使われていたのが、『スターウォーズ エピソード4 新たなる希望』、1977年に公開された一番最初のスターウォーズです。これがワタシにとっての映画の原体験。とにかく衝撃的だったんですよね、あの映像と世界観が。後に機動戦士ガンダムの名セリフをかたっぱしから覚えることになるワタシが最初に覚えた映画のセリフはもちろんこれ。

理力とともにあれ
-May the Force be with you

当時の年賀状には得意げにこの言葉を書いてました。あぁ、恥ずかしぃ・・

それから28年。ついに最後のピースが埋まる『スターウォーズ エピソード3 シスの復讐』を観てきました。スターウォーズのいいところはなんと言ってもオープニングですね。20th Century FOXとLucasfilmのアタックに続いて、ファンファーレとともにいきなり始まるオープニング。キタキタキタキタァァァァ!といやがおうにでも気分が盛り上がります。

エピソード3では、これから観に行くほとんどの人もご存じのように、アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーに転じるところが描かれるわけですが、アナキン役のヘイデン・クリステンセン。コイツがよかったです。前2作や『海辺の家』では、なんだか小生意気なガキだなーという印象が拭えなかったんですが、このエピソード3では、苦悩の表情がとても切なくて、目に力があってとってもよかった。あと、R2D2。今回は戦闘でも大活躍?

個人的にはハン・ソロのエピソードも盛り込んで欲しかったなと思ったのと、細かいツッコミ(不意打ちとはいえ、ジェダイの騎士が次々とあんなにも簡単に倒されちゃっていいのか?とか)はあるものの、オビ・ワンがやっといいところを見せてくれたし、エピソード4-6へピッタリとつながったので満足。

シリーズを見てきた人は必見。あとでDVDで観ようなんて思っちゃいけません。すばらしいとしか言いようがないCGとVFXは大スクリーンでこそ観るべき。
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by dlynch | 2005-07-22 01:20 | cinema

Mr. インクレディブル

e0012194_0245784.jpg仕事で寄った大森駅構内で、新星堂が店先に机を並べてDVDを売ってたんです。ちょうど発売日だったんですね。同僚(33歳既婚2児の父)が熱心に勧めていたことを思い出し、値段も2,000円ちょいだったので、ま、いっかとその場で買ってみた『Mr. インクレディブル』

完璧な映画です。

笑いあり、感動あり、興奮あり、ほろり涙あり。
それらを詰め込んでいるわけではなくて、ちょうどいい具合に物語の中にちりばめている。ものすごーく、考えに考え抜いて、議論に議論を重ねて物語を完成させたんでしょうね。

そして、とんでもないクオリティのCG。シンドロームが拠点にしていた島の全景にしろ、インクレディブルの書斎にしろ、細部に渡る描き込みがハンパじゃありません。ダッシュが走り回るシーンのスピード感! キャラクターの豊かな表情!! 抜群のカメラワーク!!!。エンドロールまでもがかっちょいいです。

CGでなければ表現できない、そして、『イノセンス』『ハウルの動く城』『スチームボーイ』とはまた別のアニメーションの世界がここにあります。

『トイ・ストーリー』に始まる歴代のPIXARの作品は全て観ていて、なかでも『モンスターズ・インク』が一番のお気に入りだったんですがそれを凌ぎました。

ハッピーな映画を観たい全ての人にお勧めです。
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by dlynch | 2005-07-13 00:30 | cinema

僕の彼女を紹介します

e0012194_1103423.jpg一つ一つのカットはいいんですけどね、1本の映画としてみた場合は・・うーん、というのが正直な感想。

『猟奇的な彼女』の「彼女」そのままの前半のチョン・ジヒョンちゃんはチャーミングです。個人的にロングよりもショートヘアの女性に魅力を感じることが多いんですが、長身の細い肩にかかる彼女のロングヘアは別格。正直に告白します。あんなキュートな警官がいたら、捕まりたい。

『猟奇的な彼女』やチャン・ヒョクが主演した『火山高』を見たことのある人は、ところどころでニヤリとするキャスティングが楽しめます。チャン・マル・チャン、ここでもいい味出してます。

ただ、全体的にちぐはぐな印象を受けるので、せっかくの感動的なラストシーンに行き着く頃にはすっかりダレてしまいました。後半、だらだらひっぱり過ぎ。あと、音楽がでしゃばりすぎ。脚本の練り込み不足と編集の手抜きなんじゃないかと本気で思ってます。

見終わったあとに、うちのヨメがぼそっとこぼした「これって『初恋のきた道』と同じだね」というコメントがこの作品のすべてを物語っていると思います。そう、これはチョン・ジヒョンちゃんのプロモーションビデオなのです。
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by dlynch | 2005-07-09 01:21 | cinema

ヴィレッジ

e0012194_23565126.jpg『シックスセンス』では最後の最後まで「あれ」に気づかなかったので、ずいぶんと楽しめたのですが、続く『サイン』の「あれ」にガッカリさせられたので、さほど期待せずに観た『ヴィレッジ』。とても悲しいお話でした。全体をもわーっと包み込んでいる「謎」。それがね、とても悲しいんです。

M・ナイト・シャマランらしく、どんでん返しあり、独自のカメラワークありなんですが、スリラーとして(ホラーとはちょっと違う)、自分の心臓がトクトク鳴っていることを感じながら、ときどきビクッ!と跳ねてると、シャマランにやられてるなーと感じます。やっぱり、そういう演出が上手いんですね。今回もやっぱり本人も出てます。

ヒロインのアイヴィーを演じたブライス・ダラス・ハワードは、『ヴィレッジ』が本格作品の初出演らしいのですが、とりたてて美人ではないんだけど、立ち振る舞いと表情にとても雰囲気がある素敵な女優さんです。
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by dlynch | 2005-07-06 00:07 | cinema

バットマン ビギンズ

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『バットマン』と聞いて、反射的にバッマェ~ンと口ずさんじゃう人は、青春時代に80sの洗礼をもろに浴びてしまった人たちでしょう。プリンスがサントラを手がけた『バットマン』1作目が公開された当時、大学生だった私はティム・バートンの名前も知らず、デートムービーとして見に行きました。映画の後のことが気になっていたせいか、内容はあまりよく覚えていませんが(苦笑)。

それからなんと16年経って公開されるこの『バットマンビギンズ』はシリーズ5作目にして、ブルース・ウェインがなぜ、バットマンになったのか?なぜ、バットマンとした戦うのか?に焦点をあてた物語です。『X-MEN』『デアデビル』『スパイダーマン』『ハルク』といったいわゆるアメコミものは大好きなので、かなり期待をして観に行ったんですが、期待を上回るおもしろさでした。映画を観たなーっていうおもしろさです。

まずよかったのが、バットマン役のクリスチャン・ベールを含めた役者たち。アルフレッド役のマイケル・ケイン、いいですね。我が家にもあんな執事が欲しいです。いい意味で期待を裏切ってくれるのが、ゲイリー・オールドマン。大好きな『レオン』の悪徳警官に代表されるように、キレた役や癖のある役をやらせたら天下一品の彼が普通に良い人を演じてました。最初は、あまりにも普通にスクリーンに収まっているので分からなかったですもん。やっぱり、役者さんなんですね。『ブレードランナー』でレプリカントの親玉を演じたルトガー・ハウアー・・・エンドクレジットまで気づきませんでした。変わりすぎです。ちなみに、渡辺謙の勇姿を期待する人にはちょっと?です。

そして、物語が深いんですよ。バットマンになることを決心するまでにかなりの時間が割かれるんですが、これがじわじわと最後まで効いてきます。あぁ、こういう気持ちでブルースは戦っているんだなって。それと、気が利いたセリフも魅力の一つです。「落ちたのは這い上がるためだって」いい言葉ですね。こんな素敵な言葉で語れる父親になりたいです。これ、英語でなんて言っていたのかご存じの方いませんか?

というわけでまだ観てない方は劇場へいきましょう。あとでDVDで観ると、映画館で観ればよかったって後悔しますよ。

いやー映画ってホントにいいですね。

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by dlynch | 2005-07-04 00:50 | cinema

海猿

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 <<まだ見てない人は読まない方がいいかも>>

劇場予告編がよさげだったので、映画館に見に行こうと思いつつ見られなかった『海猿』。そろそろDVDでも借りるかなーと思ってたら先週テレビでやってくれたので、見てみたんだけど・・つまらなかった。ガッカリ。エンターテイメント作品に仕上げたかったのであろうスタッフの心意気は感じられるんだけど、ここで泣け!さあ感動しろ!といわれてるようなあざとさを感じるんですよ。とくにどの辺がかっかりしたかというと、

工藤くん(ちびノリダー)のあの死なせ方はないじゃん?おちこぼれとはいえ、仮にも海上保安官の1%しかなれない潜水士を目指してるのに、荒れてもいない海で、しかもそんなに遠くない所にいる人を助けられず溺れちゃうなんて。それに勤務中の出来事じゃないのに、海上保安庁が葬儀を取り仕切るはヘンじゃないか?

あのバスの中の唐突なキスシーンは?しかも、なぜ早々とそこでテーマソングを流す?

潜水士の訓練がそれほど大変そうに見えない。じゃあ、実際お前がやってみろ、といわれれば丁寧にお断りするしかないのだけれど、『GIジェーン』を観た人います?潜水士へのふるい分けと米海軍の特殊偵察訓練コースを較べてはいけないんだろうけど、『GIジェーン』のデミ様の訓練は、実際お前がやってみろ、といわれれば土下座して涙ながらに頼むから勘弁してくださいと懇願したくなるほどの迫力でした。

救助に訓練生を使うのはいいんです。切迫した事態なんだから。でもね、命令違反だと分かって指示を出したわけだから、その責任はとらなきゃいけない。あれは訓練だったと、見え透いた嘘で訓練生たちが教官を助けようとするのもいいんです。訓練生が望んで教官がその身持ちを汲み取ったんだから。でもね、そうか訓練だったのか、じゃあ査問は不要だなって、アナタ、海上保安庁の査問委員会は大岡裁きですか?

というわけで、私には全くダメな作品だったのです。ドラマに期待しよっと。

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by dlynch | 2005-07-01 01:05 | cinema

SAW

e0012194_185923.jpg観終わったあとに救いがない映画、それが『SAW』

同僚があまりにも絶賛するので、TSUTAYAで借りてみました。訳も分からず知らない所に連れてこられて、そこからの脱出を試みるという図式は『CUBE』によく似ていますが、脱出するプロセスに重きをおいた『CUBE』に対して、こちらはそこに至るまでの経緯に重きが置かれてます。その経緯を描くのに、残酷で痛々しいシーン(もしかしたら、この現実の世界でも起こりうるかもというリアル感があって、そこが怖い)がこれでもかと登場するんですよねぇ・・

オチについては、賛否両論があるようですが、伏線の張り方が見事なので、私はすっかりはまってしまいました。生きているってすばらしい、と逆説的に感じたい人にはお勧め。でも、弱ってる人、人生に悩んでいる人、大学生以下の子供がいる人、ハッピーエンド以外は許せない人、つきあい始めたばかりの彼女を部屋に呼んでみようと思っている人、止めた方がいいです。

今日は悪夢を見ちゃうだろうな。
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by dlynch | 2005-06-30 01:11 | cinema

オールド・ボーイ

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このブログの記念すべき最初のネタは『KillBill』でもDavid Lynch作品でもなく『オールド・ボーイ』。『シュリ』で主役の2人以上に目立っていたチェ・ミンシク主演+カンヌでタランティーノが大絶賛というふれこみに惹かれ、当時できたばかりのアミューズCQNに出かけたのは昨年末のこと。この4月にDVDがリリースされたときには、速攻で購入して、2度目の鑑賞を自宅でゆっくり楽しみました。

やっぱり傑作です。それも超傑作。

見終わったあとに感涙するわけでも心温まるわけでもスカッとするわけでもなく、むしろその逆なんだけれども、なんというか衝撃が後を引いて、オモシロかったねの一言で済ませるには作り手に失礼かなと思わせる、そんな映画です。劇場で見終わったときはしばらく言葉が出てきませんでした。さえない飲んべえオヤジっぷりとイカレたボンバーヘアー?がすてきなチェ・ミンシクもサイコーです。フィンチャーやタランティーノが好きな人なら、迷わず観るべし。劇場で一度見た人もDVDを買ってもう一度見るべし。特典のDVDでは、スタッフや役者のこの作品に賭ける意気込みが堪能できます。そうそう、この作品は音楽も秀逸です。歌舞伎町あたりで、テーマのワルツを聴いていると金槌を持って暴れたくなります(笑)

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by dlynch | 2005-06-27 22:50 | cinema