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サハラ -死の砂漠を脱出せよ-

e0012194_0334797.jpgなーんも考えずに楽しめるアドベンチャーだろうなぁと思ってたら、まさにそのまんま。でも、『インディ・ジョーンズ』『ハムナプトラ』とはちょっと違って、ミイラとかサソリの大群は出てきません。肉体アクションと知的アクションの勝負するところが『サハラ -死の砂漠を脱出せよ-』の面白いところ。

『評決のとき』で、はじめてマシュー・マコノヒーを見たときは新人弁護士が似合うナイーブな青年だったんですが、こういう男臭いアクションもできるんですね。ペネロペちゃんを助ける冒頭のシーンでは、理想的なヒーローの登場と彼の肉体美に惚れそうになりました。イカスぜ、ダーク・ピット!

この手のアクションでは、二枚目ヒーロー+三枚目相棒の組み合わせと相場が決まってるんだけど、ダークの相棒アルは三枚目でも、ときには主人公以上に頼りになる。優しいところはあるし、おちゃめだし(帽子なくなるときとかね)、これはけっこう新鮮。

大好きなペネロペ・クルスが今ひとつピリッとしない役所で、そんなに魅力的に見えなかったのと、装甲艦がなぜそこにあるのかを説明して欲しかったけど、まあいいや。
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by dlynch | 2006-03-26 22:14 | cinema

阿修羅城の瞳

e0012194_1739232.jpgはっきりいって『阿修羅城の瞳』はつまんねー映画でした。

まずストーリーがワケわかりません。阿修羅って鬼の親玉?で、鬼って何?人間になにか悪さするの?闇椿ってなに?どんな盗賊?その簪は?なぜつばきの簪なの?その痣は?それがどんな意味を持つの?鬼御門という組織が、そもそも悪の組織にしか見えず、敵対するはずの鬼も悪の軍団なので、その2つの立ち位置が最後までぴんとこず。

でも、なんと言っても脱力しちゃうのが、チープな江戸の街並みと阿修羅城のセット、それに鬼のCGと巨大阿修羅王。テレビの戦隊ものレベルの鬼や失笑すら誘う阿修羅王の降臨シーンには呆れ果ててしまいました。ハリウッドの足下にも及ばないという言葉すらハリウッドに失礼なCG。使いどころを間違えるとすべてが台無しになる悪例です。

ほとんどどぶに捨ててしまったようなこの2時間で得たのは、宮沢えりのはだけた肩から漂う色気と市川染五郎の見事な所作だけだったのでした。はぁ・・
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by dlynch | 2006-03-25 22:05 | cinema

ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女

e0012194_1647273.jpgファンタジー好きのヨメの希望で久しぶりに映画館に。
今上映中のファンタジーといえば、もちろん『ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女』。これぞ、まさしくファンタジー。映画を観たっ!って気持ちにさせてくれます。

作品の性格上、どうしても『ハリーポッター』『ロード・オブ・ザ・リング』と較べたくなりますが、ワタシはナルニアが一番好き。だって、お話が単純ででも夢があって、身近な主人公で、敵役がかっこよくて怖くて、味方が頼もしい。空想の動物たちも、どこかの動物園から連れてきたんじゃないかというくらいリアルだし(アスランに至っては、生きてるように見えるどころか、威厳すら漂ってる)、ファンタジーのすべての条件を満たしてる。洋服ダンスの奥が魔法の国って設定からして、なんだか嬉しいよね。30年くらい前に観ておきたかったな。

主人公の4人の子供たちが、そこら辺を歩いてるんじゃないかってくらい普通の子供たちなんだけど、末の娘のルーシーを筆頭にそれぞれの兄弟の役回りをとても巧く演じてた。キャスティングって大事です。どっかで見たことがあると思った白い魔女は『コンスタンティン』のガブリエルや『ザ・ビーチ』のコミュニティのリーダーを演じたティルダ・スウィントン。もう一人、フォーンのタムナスは『ウィンブルドン』でポール・ベタニーの弟だったジェームズ・マカヴォイ。どちらもすごく有名ではないけど、いい味出てます。

テレビじゃなくて、スクリーンで観るべき。
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by dlynch | 2006-03-24 17:06 | cinema

海辺のカフカ

e0012194_15165320.jpg誰かに村上春樹の中で好きな作品を3つ挙げるとしたら?と尋ねられたら『ノルウェイの森』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、そして、この『海辺のカフカ』と答えます。

ハードカバーはもちろん持っているんだけど、コタキナバルに行くにあたって文庫本を購入。村上作品って、通勤電車に揺られながら読むよりも、浜辺でビール飲みながら読む方がしっくりくる。文体やテンポが慌ただしくないからかな。しかも「海辺の」だし、ビーチに持って行かないわけにはいかないっしょ。

現実と非現実の曖昧さが、この小説というか、いわゆる村上ワールドの魅力であることに疑いはないと思うけど、それがこれまでの作品と較べても際だってます。ネコとお話をするナカタさんとか、アジとイワシが降ってくるとか、猫殺しのジョニー・ウォーカーとか、旧帝国陸軍の水先案内人とか、突拍子もない空想の世界。好きな人にはたまらんね。

もう一つの魅力が溢れんばかりのメタファー。初期の作品から村上さんの比喩のセンスには憧れていたんだけど、本作では、メタファーのメタファーに次ぐ連続。それぞれが入れ子になってたり、伏線になってたりするので、比喩好きとしてはずっぽりはまってしまう。

田村カフカと大島さん、ホシノ君とナカタさん、この2つの組み合わせで交わされるやりとりもオモシロイ。ナカタさんがカワムラさんやミミさんからゴマちゃんのことを聞き出すところ、大島さんが女性団体を追い返すところ、カーネル・サンダーズが哲学科の大学生を星野青年に紹介するところ、入り口の中で出会う佐伯さんと田村くん、お気に入りです。

いつか甲村図書館に行って、佐伯さんが歌う『海辺のカフカ』を聴いてみたい。
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by dlynch | 2006-03-23 23:37 | book

千里眼 トランス オブ ウォー

e0012194_226236.jpg前後が逆になっちゃいましたが、間抜けなことに『千里眼とニュアージュ』の前に読み飛ばしていた『千里眼 トランス オブ ウォー』を読み終えました。もちろん、先週のコタキナバル旅行のお供です。

今回の岬美由紀はイラクに派遣されて、現地でのトラブルから取り残されちゃう(何%かは本人の意志で残る)ところからスタートするわけですが、MVP松坂大輔も真っ青の直球ど真ん中で勝負に挑みます。

千里眼シリーズでは、若干28歳の主人公が、学術的な演説を部族の前で語れるほどアラビア語を流暢に操り、ムジャヒディンを倒すほどの武芸に秀で、一方で初めて見る横笛を周りの涙を誘うほどの技量で演奏してみせることに疑問を持つことはナンセンスなので、岬美由紀とはそういう人だという前提で読まなきゃいけません。でも、そんな彼女を笑う気がしないのは、松岡さんの丁寧な背景描写とどこまでも純粋な岬美由紀というキャラの為せる技。

そして、おそらく膨大な下準備を重ねに重ねて、丹念に風景や人物が描かれていて、さらにリアル世界とリンクする米国やブッシュへの批判が出てくると、ともすればノン・フィクションを読んでる気分になります。

やはり、旅行や出張のお供にはこのシリーズで決まり。
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by dlynch | 2006-03-22 22:31 | book

ウィンブルドン

e0012194_22595045.jpgこのブログではもっともらしい批評をしてますが、どんなジャンルの映画が好き?と訊かれれば間髪入れずに「ラブコメ!」と答える軟弱者なのです、実は。

ラブコメ好きのすべての人に勧めたいのが『ウィンブルドン』
見始めて10分もすれば、あーなって、こうなって、最後はこれでハッピーエンドだなと分かっちゃうし、事実その通り物語は進むんだけど、軽快なそのテンポが絶妙。夜のうらぶれたテニスコートのシーンは可愛かった。

テニス好きとしては、イギリス人男子がウィンブルドンで優勝するという設定、ウィンブルドンのロッカールームやカフェテリア、ジョン・マッケンローとクリス・エバートのカメオ出演も堪えられない。ジャッジの判定に「ボクなら火を噴きますよ」とコメントするマッケンローには大笑いです。

『スパイダーマン』を観たときに「なんて不細工な女優がヒロインをしてるんだろう」と思ったキルスティン・ダンストは、いまでもその感想はさほど変わってないんだけど、でも、なんだかどんどん魅力的になっていきますね。冒頭のピーターとリジーが出会うシャワーシーンで見せたキルスティンのはにかんだ笑顔はとてもチャーミング。あれにグッとこないオトコはいないっしょ。
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by dlynch | 2006-03-21 23:29 | cinema

半落ち

e0012194_2211972.jpg原作を読んでからさほど日を置かずに映画『半落ち』を観てみたんですが・・原作の方が何倍もよかった。

まず、原作では梶聡一郎の「空白の2日間」を解き明かさんと6人の男たちが挑むわけだけど、それぞれの社会的な事情に阻まれて臍を噛むのに映画ではその辺がちっとも伝わってこない。それに、原作の流れを2時間に無理矢理収める一方でクライマックスの法廷シーンに時間を割きすぎてるので、前半~中盤がバタバタとしちゃってる。その法廷シーンを台無しにする裁判官・藤林のヒステリックなお説教。裁判官があんなに興奮しちゃうなんてありえないでしょう。そして、「人生五十年」をどうして削っちゃったんだろうか?「五十歳」はこの映画のカギを握るキーワードなのに。

もう一つの不満がミスキャスティング。
寺尾聡がドンピシャで、樹木希林はさすが名優、嶋田久作の警察官僚っぷりがいいんだけど、あとの肝心な脇を固める志木・柴田恭兵、佐瀬・伊原剛志、植村・國村隼がどうもなぁ。論外なのは、藤林を演じた吉岡秀隆。法服は似合わないし、裁判官としての威厳はないし、亭主関白な結婚をしているに見えないし、そしてあの法廷シーン・・。樹木希林の熱演がぶちこわしだよ。

ライスとの描き方は賛否両論があるだろうけど、ここだけは原作よりも映画の方が好き。ただ、池上には何も言わずにじっと梶を見送るだけにして欲しかった。
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by dlynch | 2006-03-20 22:10 | cinema

イーオン・フラックス

e0012194_2310599.jpg機内のちっちゃな液晶で観たことを残念と思えない『イーオン・フラックス』。暇つぶしにしかならない映画でした。

2415年を舞台にして、いかにも近未来的なテーマを軸に物語が進むんだけど、ただ単に過去の近未来映画のエッセンスをつまみ食いしたような設定でひどく退屈。こーゆー話ってどっかにあったよねっていう感じ。監督が日系だからか、ときおりZENな空間や衣装も出てくるんだけど、なんかしっくり来てない。アクションやVFXもそれなりにはいいんだけどそれなりでしかない。いろんなところが中途半端なんです。

唯一の見所はシャーリーズ・セロンのスタイルと美貌。
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by dlynch | 2006-03-19 23:47 | cinema

Kota Kinabaluから帰国

コタキナバル国際空港にタクシーで乗り付けると、なんと降りた目の前がドアも何もなくていきなりマレーシア航空のカウンター。こぢんまりとした空港はこういうところがいいね。ふと見上げると「国際線チエシクイソ」?
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日本への直行便は00:30フライトですが、この時間、食事ができる店は開いてないので(おみやげ屋は開いている)、夕飯は食べてから空港に来ましょう。飛行機が飛び立つとすぐに夕飯が運ばれてきますが、そんなの無視して寝ちゃうのが賢明。

直行便で5時間とちょっとのリゾート。
時間ができたらまた行ってみたい。いや、でも次はフィジーか?セブか?男一人でもニューカレドニア行っちゃうか?悩む悩む。
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by dlynch | 2006-03-18 18:23 | travel

Nexus Karambunai Resort

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今回宿泊したのはNexus Karambunai Resort。建物そのものだけでなく、ロビーや部屋の造りがリゾートホテルらしくて、ホテルの中だけでまったーりと過ごすにはいいところです。ボルネオスパもなかなか気持ちよく、ジムの広さと設備も十分(南国まで行ってワークアウトする人はあまりいないかも知れないけど)。驚いたのは部屋までhigh speed LANが来てたこと。口コミの美味しいレストランとかちょっとした調べ物をするときにネットがあると便利です。

難点は、ご飯があまり美味しくないこととツアーがイマイチだったのと街に出るのに片道30分以上かかるところ。ツアーに出るのもいちいちシャトルバスでラグーンに移動しなきゃいけないってのもマイナス点。でも、宿泊費がさほど高くないので、コストパフォーマンスで考えたら文句はつけられないかな。
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by dlynch | 2006-03-18 17:57 | travel