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機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者- | 富野由悠季

e0012194_2251751.jpg17歳のときにリアルタイムで観ていた『Zガンダム』。ファーストの懐かしいキャラ、恋愛めいたエピソード、かっちょいい可変モビルスーツ、そして、あのラストとファーストに劣らないくらい思い入れたっぷりのアニメなので、20年ぶりに劇場公開されると聞けば、そりゃ、仕事サボってでも観に行きますよ。DVDだって3巻まとめて大人買いしちゃうし。

でも・・結論から言えばダメだった。
たぶん、思い入れが強いほど、テレビ版を端折っただけのあの展開にはがっくりくるんじゃないかな?新訳どころか、ただのダイジェストなんだもん。あんなハンパなつなぎ方をするんなら、1からコンテを書き起こすべきだったと思う。ハンパといえば、旧カットと新カットの織り交ぜもちょっとね。時間がなかったのか予算がなかったのかその両方なのかは知らないけど、エイジングなんてただのエクスキューズ。新カットがよかっただけに新しいカットで観たかった。

ピンポイントの不満の1つはアムロとシャアの再会シーンのセリフ変更。
「下がっていろシャア!シャア?」「何をするつもりだアムロ!アムロだと?」ファーストでニュータイプというキーワードにやられてしまったファンには堪らないこのセリフが変更されちゃったのはとても残念。20年経ってもセリフを覚えてるようなファンを納得させるのは大変だろうけど、残り2作に期待するかな。
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by dlynch | 2006-08-31 23:00 | cinema

ヤバいぜっ!デジタル日本 | 高城剛

e0012194_22155629.jpgたしかMacPowerだったと思うんだけど、誰かがコラムで『ヤバいぜっ!デジタル日本』を絶賛していたのが頭の片隅にあって、フラリと本屋に寄ったときに何となく買ってみました。久しぶりの新書です。

いわゆるIT業界に席を置いている身にとっては、著書の高城は著名人であることは確かなんだけど、クリエイターや映像作家を名乗っている割に、たとえば最近やけに露出が高い佐藤可士和さんのキリンビールのような分かりやすい作例があるわけでもなく、でも政府のナントカ委員をしちゃったりするよく分からない「怪しい」人だったんですよね。だから、眉唾で読み始めたんだけど、これがなかなかマトモなことを書いている。というか、慧眼の持ち主かも?と思い直したのでした。

情報デブやコンテンツ教育、産業としてのアニメーションへの批評には納得できるし、著作権やクリエイティブディレクター、ネットとテレビに関する考察は自分の考え方の整理になりました。コピーの捉え方はとても新鮮。サブタイトルになってる「ハイブリッドスタイル」についても、あぁそうだよなぁと。ときどき鼻につく表現や断定し過ぎな箇所もあるけど、ITやコンテンツビジネス、クリエイティブな業界の方にはどっかなんかがタメになるんじゃないかな。
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by dlynch | 2006-08-30 22:50 | book

Pure Drive | Babolat

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「スウィングが安定してきたし、パワーも十分だから、もう少し小さなフェイスのラケットを使ってみたらどーすか?」というコーチの言葉に、翌日には渋谷駅南口(246を渡った辺りにテニスショップが多い)をうろうろしていたワタシ。単純王と呼んでください(笑)

で、ネットで情報収集し、外で打ち合わせがあるとショップに立ち寄るという日々を繰り返して購入したのは、Babolatの新しいPure Drive。決め手は次の3つ。1)やっぱりこの青がかっこいい 2)Andy Roddickが使っている 3)Pure Drive OSを使ってきた。HEADのRadical MPとどっちにするか悩んだんですけどね。Pure Driveに愛着があるみたいです。このまま、ピュアドラ道を突き進むことにしよっと。

OSとの違いは一打瞭然。ずいぶんと印象が違うもんです。こっちの方が乾いた打球感。それに振りやすい。遠くまで飛んでいく感はOSの方が上だけど、スウィートスポットに入ったときはこっちの方が飛ぶというか球が速い。チカラがボールに乗っかる感じ。バックボレーが決まるとなんだかキモチイイのです。これから涼しくなるし、テニスだけをやって過ごしたいもんです。
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by dlynch | 2006-08-27 01:43 | sports

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

e0012194_035265.jpgしっかりと復習が済んだので、いよいよ『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』を観に、六本木ヒルズに出かけました。ここってチケット売り場から客席までアメリカンでよい感じです。ただ、Webサイトのユーザビリティがものすごく悪いのが難。せっかくいい劇場なんだから、もうちょっとWebを使いやすくしましょうよ>>TOHOさん

さて、肝心の本編ですが、映像と音楽は満点。スクリーンが広くて、音響がいい劇場で観た甲斐がありました。デイビィ・ジョーンズ(ラブ・アクチュアリーのビリー!!)のうにょうにょやクラーケンのぐにょぐにょはリアルだったなぁ。あれ、CGじゃなくて、たぶんホンモノですよ。ああいう生物を火星から連れてきたに違いない(笑)

残念だったのは、キャプテン、ジャック・スパロウなのに、船長らしくない行動が目立って、前作に較べるとキャラが弱まってしまったこと。もっと堂々と飄々としていて欲しいのに。逆に、オーランド・ブルームが存在感を増してた。キーラ・ナイトレイも前作より魅力的。男装してるときのエリザベスちゃんキュートです。

物語の方は、前作を「良くも悪くもハリウッド映画」と評しましたが、こっちは良くも悪くも3部作の真ん中ですね。壮大な3部作のつなぎとも言えるし、最終話への予告編とも言える。パイレーツ・オブ・カリビアン3?もちろん観に行きますよ。アイツも出てきたしね。
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by dlynch | 2006-08-21 01:25 | cinema

トレーニングオタクに嬉しかった一言

目黒の和風癒処でマッサージをしてもらったときのこと。

「お客さん、運動されてます?」
「えぇ。週に2,3回ジムに通ってますけど(ストレッチした方がいいとか言うつもりかな?)」
「キレイな背筋がついてますね。弾力があってすごくいい感じです」

心の中でガッツポーズしたのは言うまでもありません。何しろ、毎日人の身体を揉まれている方のコメントですからね。やー嬉しかったなぁ。もし、彼氏や旦那が筋トレ好きな人だったら、筋肉を誉めてあげると、ゴキゲンになること必至です。
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by dlynch | 2006-08-18 22:46 | sports

体脂肪率10.5% | ジョギング12km/h

e0012194_019183.jpg2年前は22%、昨年の10月26日に15%だった体脂肪率はとうとう目標の12%を超えて10.5%へ。ジョギングの方も12km/hを普通に走れるようになってきました。体脂肪はもうこれ以上落としたくないので、最近の食事のテーマは高カロリー&高タンパク。枕元には『体脂肪を減らして筋肉をつけるトレーニング』なんて本が置いてあるし、立派なトレーニングオタクですね。

そんなトレーニングオタクが風呂上がりに乗ってるのはOMRONのカラダスキャン[コントロール]HBF-359。1週間、1ヶ月、90日とデータをメモリーしてくれる優れものです。体脂肪がどれだけ変化したかなぁってどきどきしながら、ゲスト/メモリーボタンを押す瞬間がたまりません。

それにしても、カラダって鍛えればちゃんと変わってくれるもんです。
30インチまで順調に成長?していたウエストは学生時代の28インチに戻ったし、ぷよぷよしていた胸もすっかり引き締まりました。これからはBMI 22を目指してがんばります。
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by dlynch | 2006-08-18 00:38 | sports

プレイボール | ちばあきお

e0012194_221497.jpgテレビアニメの『キャプテン』が放映されたのは1983年なんですね。ラグビーに青春を捧げていた中学生の頃、きつい練習を終えた後にカロリーメイト(大塚製薬さんがサンプルとして提供してくれていたのです)をかじりながら見てました。真後ろから飛び込んでくるような迫力のあるスライディングのカットと中学生にも素人と分かる声優さんが印象的で、オープニングの「君は何かができる」とエンディングの「ありがとう」が大好きだったので良く覚えてます。

そして、現在。
『プレイボール』『プレイボール2nd』とくれば、そりゃ見ます。

このアニメを無条件に好きなのは、ありえない奇想天外なスーパープレイが全くなくて、努力と根性でひたすらにがんばるところ。根性論だけじゃなく、勝つために相手のことを調べ上げる。勝負をあきらめない。仲間との連帯感。谷口くんのリーダーシップ。今となっては、ダセーの一言で片付けられてしまうひとつひとつが琴線に触れるんですよね。何度、鼻の奥がツーンとなったことか。

力の限りを尽くすって大切なことなんだって、思い出させてくれます。
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by dlynch | 2006-08-16 22:36 | teevee

親切なクムジャさん | パク・チャヌク

e0012194_0313686.jpgそもそも、このブログを始めたのは『オールド・ボーイ』のスバらしさを伝えたい!というのがきっかけだったので、むちゃくちゃ期待してたわけですよ、パク・チャヌク監督の新作『親切なクムジャさん』には。

出だしこそ、この監督独特の細部までものすごい気を配っているに違いない舞台セットと衣装の色彩、フレームワークに興奮したものの、わかりやすいハリウッド映画に慣れきっている軟弱な頭には物語の進展と人物関係が分かりづらい。えっ?あれは誰だった?この人はさっきのあの人?あれ?いまは刑務所の話?ってな具合でして。凝った演出が楽しめなかった自分がお恥ずかしい。

一転して、画面に釘付けになったのが、ペク先生と対面して以降のシーン。復讐がテーマとはいえ、人間の暗部をあそこまで生々しく描いた演出と度胸には感服です。目を背けたくなるようなあのシーンががあったこそ、般若のようなクムジャさんの表情や成長したウォンモの幻影、真っ白いケーキに顔を埋めたところが、復讐の達成感や虚脱感として伝わってくる。復讐とはなんたるかの何分の一かが分かったような気がします。

チェ・ミンシクさんはいうまでもなく、イ・ヨンエさんは表現力のある女優さんですね。退廃的な表情にとてもインパクトがありました。『オールド・ボーイ』ファンにはカメオ出演も楽しめます。ケーキ屋の店長とか伝道師とか成長したウォンモとか。

ただ、演出が少しくどかった感があるかな。個人的には感情移入ができて、より音楽がよかった『オールド・ボーイ』の方が好き。こっちの方が疾走感があったし。でも、これは比較の問題で、『親切なクムジャさん』はこれでこれで一見の価値があるのは間違いありません。
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by dlynch | 2006-08-15 00:33 | cinema

不思議島 | 多島斗志之

e0012194_17552412.jpg『症例A』で出会った多島さん。ふらっと本屋に寄ってみたら、文庫本が2冊並んでいたので、タイトルに惹かれて『不思議島』を手に取ってみました。

とても魅力的なミステリー。

謎解きやどんでん返しに終始せずに、ゆり子が恋に落ちていく模様、狭い島の中でのいやらしい人間関係、舞台となっている瀬戸内海の紀行、そういうところがちゃんと描けていて、ミステリーの軸にぴったりとはまっている。伏線もいいしね。帯裏の「ドラマとトリックが融合した傑作」というコピーがどんぴしゃです。少しだけ古い感じのする、淡々とした、でも行間からなにか漂ってくるような文体もステキです。
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by dlynch | 2006-08-12 18:08 | book

ブラザーズ・グリム | テリー・ギリアム

e0012194_0325047.jpgビミョーな映画です。微妙じゃなくてビミョー。

テリー・ギリアムという監督にさほど思い入れがあるわけではなく、過去に見たことがあるのは『12モンキーズ』ぐらい。鬼才とか、独特の映像表現とか、ブラックユーモアとかで形容されるディレクターですが、『ブラザーズ・グリム 』を観る限り、さほど奇抜さは感じられず。ときどきはっとするような色彩のカットはあったんですが、ハリウッド作品にしてはVFXがちょっとねぇ。グレーテルのスカーフがひらひら舞うところとか、狼男の変身のところとかは邦画レベル。

赤ずきんちゃんにニヤッ、ヘンゼルとグレーテルにニヤッ、毒っ気のあるカットにニヤッとするものの、話の流れに統一感がないというか、ラストも盛り上がりに欠けるし、全体的に中途半端な感じ。だからといってつまんなかったわけでもないというのがビミョーなワケです。「魔法の豆」のエピソードをもっとうまく生かす方法があったと思うんだけど。

見かける度に「あっ『アルマゲドン』のロシア人飛行士だ!」と出てくるだけで濃いキャラぶりを発揮していたピーター・ストーメア。これで名前を覚えたぞ。
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by dlynch | 2006-08-11 23:59 | cinema