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レディ・イン・ザ・ウォーター | M.ナイト・シャマラン

e0012194_052354.jpgここのところ観たDVDはどれもアタリだったんだけど、不覚にも『レディ・イン・ザ・ウォーター』では寝てしまいました・・。

これっていわゆるベッドタイム・ストーリー、子供が寝るときに親が読んで聞かせてあげる童話が下地になってるみたいですが、それだからか話に脈絡がない。意味があるんだか、ないんだか分からないセリフもそう。なぜ、そんなに大切なことを韓国人のおばちゃんの、しかも地元の伝説に頼るんだろう?万事がそんな調子でボクには全く不向きな映画。

シャマランらしい独特のカメラワークは相変わらずかっこいいですけどね。それだけかなぁ。そうそう『サイン』のときもそうだったんだけど、彼の作品のCGってなんでこんなにチープなんでしょう?大抵の場合、ハリウッドのCGには感嘆させられることが多いんですけどねぇ。シャラマン作品に限っては日本のテレビレベル(それは言い過ぎか)の気がする。

というわけで久しぶりの辛口コメントでした。
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by dlynch | 2007-03-31 00:52 | cinema

イン・ハー・シューズ | カーティス・ハンソン

e0012194_23481779.jpgさてさて、そんなとんでもない環境の中で視聴していた『イン・ハー・シューズ』ですが、Amazonには「どうやら今ひとつ男性にはピンとこない作品になっているよう。逆に男性はこの作品を観て女心を研究してみては!?」なんて書いてあるけど、とんでもない。ピンとこないどころがビンビンきました。

絵的にステキなのがマギーとローズのコントラスト。対照的な容姿と社会性もそうなんだけど、事件をきっかけに変わっていく二人の様がナチュラルで、とくに太陽が燦々と降り注ぐフロリダで変わっていくマギーと寒そうな曇り空のフィラデルフィアで楽しそうに犬を散歩させてるローズの対比は映画ならでは。

「私のマーシャ」を連発する継母の数々の無礼やエイミーの皮肉たっぷりでもスパイスのきいたローズへのコメント、エマのお友達のお茶目なおばあちゃん、マギーが残していった官能小説、マイケルのレストランでの立ち振る舞いといった、小さなエピソードがマギーとローズ、エマの距離を縮めたり、立ち直りのきっかけになっていて、こういう演出は大好き。マギーが最初に詩を読むシーンは3回見直しちゃった。

あと、忘れちゃいけないのがファッション。タイトル通り、シューズが重要な小道具になっていて、それぞれの役柄にピッタリのスタイリングもお見事。キャメロン・ディアスがエマの家で来ていたラコのポロシャツはかわいかったなぁ。役者も文句の付け所がないし、もう理屈抜きに大好きな映画。DVDの購入決定です。
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by dlynch | 2007-03-27 23:59 | cinema

トンネル内に男性遺体…転落死か | のぞみ156号

鉄道警察に腕を引かれていくみっともないオヤジを見届けて、Yくんは『24 シーズン6』を、そしてボクは『イン・ハー・シューズ』を鑑賞することに。オヤジがいなくなって前の席が全部空いたので、シートをこちらにひっくり返して脚を投げ出して、そこはほとんど自宅のソファです。

さて、マギーがお祖母ちゃんを訪ねてフロリダに降り立ったころ、突如として新幹線が停止。窓の外には逆方向へ向かう新幹線が止まってる。ヘッドホンを外して何となく顔を見合わせる二人。そこに「赤信号のため急停車しました」と車内アナウンス。20分くらいしてようやく動き出し、やれやれと思ったらすぐに急停車。で、これを3回ほど繰り返した後に完全にストップ。こうなると落ち着いてDVDなんか見てられない。そこへ「線路に人がいるので目下調査中です」とのアナウンス。このとき22時。

またろくでもないオヤジが酔っぱらって線路をふらふらしているところを想像したんだけど、でもね、そこはトンネルの中で、掛川を出てかなり時間が経ってて、つまり人気のない山の中な訳ですよ。だからって、こんな事態は予想してなかったんですが・・。

どうしようもないので、ビールと柿の種を買って、仕事の話を酒の肴にだべりながら待つもアナウンスは「調査中です」を繰り返すばかり。そのうち「警察が捜査を・・」と言い始め、なんか事故でもあったかな?と酔いの回った頭でぼんやりと考えつつ、ときどきうつらうつらし、それでも動かない。このとき23時半。もうとっくに家に着いてるはずなのに。

24時。車内の探索に出かけたYくんがすぐに戻ってくる。なぜか興奮してる。「あれ?もう戻ってきたの?」「いや、だって隣のグリーン車から見えるんですよ」「見えるって何が?」「bodyですよbody」。

<東海道新幹線>トンネル内に男性遺体…転落死か 静岡

トンネル内の線路脇に倒れている男性を発見した東京発浜松行きこだま601号とは、向かいで停車している新幹線のことで、そう、その男性は我々の席から50mほど後ろで横たわっていたわけです。かれこれ2時間ほど。そこで何を見たかは・・書けない。ただ、携帯のカメラでこういう現場をパシャパシャ撮るのはいったいどういう了見かね?オヂサンたち。

それから30分くらいでやっと運行を始め、そこから東京駅までは各駅の乗客を拾ったり降ろしたりするために各駅停車。品川駅に着いたのは26時10分頃なのでした。いやはやある意味貴重な体験だったけど、6時間の長旅はつらいよ。くたびれマシタ。

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by dlynch | 2007-03-26 23:59 | others

みっともないオヤジ| のぞみ156号

大阪から東京に戻るときはいつもそうするように、551で肉まんと餃子を、車内でビールを買い込んで、のぞみ156号で19:56に新大阪を出発したのでした。ここまではいつも通り。
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京都から乗り込んできたオヤジがいきなり座席をガッと一番後ろまで倒す。真後ろに座っていた同僚Yくんはちょっと嫌な顔。USから毎週送ってもらってる『24 シーズン6』をゆっくり鑑賞しようとしてたからね。ほどなくして車掌さんがやってきて検札。すると、なにやらそのオヤジともめている。どうやらひかりの自由席切符しか持ってないらしい。

差額を支払うか、自由席に移るかのどちらかにして下さいと説明する車掌さんに対して、やけに横柄に応じていたそのオヤジは「分かったよ、じゃその差額とやらを払うからさ、いくら?」と財布を取り出したまではよかったんだけど、3千なんぼという金額を聞いて、同じ車両で何でそんなに違うんだ、JRはぼったくってるだのと言いがかりをつけはじめる始末。「分かったよ、じゃあ自由席に移る」と言いながらも、読んでるビジネス書に目を向けたまま動こうともしないので、困った車掌さんは「じゃあ、私が次に見回りに来るまでに移動しておいて下さい」と言い残して去っていったのでした。

車掌さんがいなくなっても、全く動く気配はなく、それから20分くらいで戻ってきた車掌さんには相変わらずグダグダと「駅に着いたら払うから」とかなんとか言い訳を並べて、ついに車掌さんはあきらめ顔で退散(したように見えた)。厚顔無恥という言葉はこのオヤジのためにあるようなもんです。

ここでYくんと立てた仮説は、①オヤジはこのまま逃げ切るつもりなんだろう(名古屋までの切符を持っていた) ②最後にトイレに逃げるとか姑息なことやるかも ③上長を連れて、もう一度説得にくるんじゃない? ④駅で鉄道警察が待機してたりしてね

岐阜羽島駅あたりで席を立ったので、②か?と思ってきたら律儀にもちゃんと戻ってきて、どうやら堂々と逃げ切る様子のオヤジ。でも、車掌が戻ってくる気配はない。④ほど大げさにするまでもなく、見過ごすのかなぁと思っていたら、なんと名駅のホームには鉄道警察の姿が。オヤジは連行されていったのでした。ホントにみっともない。

そして、のぞみ156号での事件はまだ続くのです。
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by dlynch | 2007-03-25 23:00 | others

LOST シーズン2 | J.J.エイブラムス

e0012194_0275624.jpgすでに見終わった人々から、シーズン2でも謎は解けないと聞いていたので、さほどショックを受けることはなかったんだけど、それでも『LOST シーズン2』の第49話「破滅の刻」を見終えたときは、はぁ~と二人で脱力・・。

ジャックは?ソーヤーは?ケイトは?マイケルとウォルトは?ロックは?エコーは?ジンとサンとサイードは?謎だらけです。おまけに終盤に来てデズモンドのエピソードがさらなる謎を呼んでるし。ハッチの中のあれをああするとああいうことが起こるらしいということだけが唯一解けた謎かな。頼むからこれは誰かの夢でしたってオチだけは勘弁して欲しい。

ところで、ヴォ~ンって咆哮をあげながら襲ってくる黒い霧みたいなのはどうなっちゃったんだろう?シーズン2ではほとんど出てこなかった気がする。

それではシーズン3までナマステ(ぺこり)。
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by dlynch | 2007-03-23 00:47 | teevee

たぶん最後のご挨拶 | 東野圭吾

e0012194_17504762.jpgここのところは、空き時間のほとんどを仕事に関係する書籍や雑誌に目を通すことに使っていたんだけど、いい加減、アクセシビリティだとかCSSだとかRoadmapだとか小難しい単語にも飽きてきて、なんとなく『たぶん最後のご挨拶』を購入。久しぶりのエッセイです。

ミステリー系の作家だからか、サラリーマン経験があるからか、東野圭吾さんってごくごく普通の一般的な感覚の持ち主。たとえば、村上龍や村上春樹のエッセイには独特の視点やリズムがあって、一般人とは違う種類のヒトが書いてるって感じるけど、彼の場合はそうじゃない。視点もリズムも文体にも身近な感じがします。

個人的に身近に感じたのは、小峰元の『アルキメデスは手を汚さない』をきっかけに推理小説を読むようになって、やがて自身でも書いてみようと思うようになったというくだり。小峰元の小説は古本屋通いをしていた学生の頃によく読んだなぁ。確か、実家に何冊か残ってるはずだから、今度帰省したときに持ち帰ってみよう。そしてこの頃、ワタクシも恥ずかしながら同じように小説(推理小説じゃないけど)を書こうとしたことがありました。ここから先の決定的な違いは、東野圭吾は300枚の小説を書き上げて、私の場合は何枚か書いては破り捨てを繰り返し、終いには嫌になって止めてしまったこと・・。

自作の解説や映画化された作品についてのコメントや裏話も収録されていて、東野ファンには楽しく読めました。次は『天空の蜂』を読むことに決定。
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by dlynch | 2007-03-18 19:04 | book

鶴岡八幡宮 | K100D+DA 21mm

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代休の今日は鎌倉へ。
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by dlynch | 2007-03-12 18:43 | photo

エリザベスタウン | キャメロン・クロウ

e0012194_17321666.jpgオーランド・ブルームといえば、エルフ族かトロイの王子か海賊。考えてみれば現代人としての彼を観るのはこの『エリザベスタウン』が初めてなんですよね。そのオーリーが抜群にかっこいい。男の目から見てもため息が漏れるくらいかっこいい。神様って不公平だ。彼の演技力をとやかく言う人が多いようだけど、I'm fineって言い聞かせてるナイーヴな表情はなかなか出せないと思うんだけどな。

そして、ヒロインのキルステン・ダンスト。おばちゃん顔というか、ゴツゴツしてるというか、やっぱりどうやってもきれいな女優さんとは思えないんだけど、でも、なんだかとってもチャーミング。あの魅力は何なんだろう?『ウィンブルドン』に負けず劣らずチャーミング全開です。

何とも魅力的なこの二人がとふとしたことから深夜に電話で話し始めて、話が止まらなくなって、終いには明け方に外で待ち合わせて一緒に朝日を見ることになるんだけど、この一連のカットがすっごくいい。大好きです。ここだけでもこの映画を観た甲斐があったな。

ただ、他にもカットカットで好きなところはあるんだけど、一つの作品としてみるとちぐはぐな感じも拭えず、家族愛が恋愛かどっちかに比重を置いた方がよかった気もする。あと予定調和過ぎるところとか、えぇぇぇ?それはありえないっしょ?というエピソードもちらほら。BGMには凝ってたけど凝り過ぎかな。

面白い映画かどうか?と問われたら首を横に振るけど、好きか嫌いかと問われたら首を縦に振る。そんな不思議な魅力の『エリザベスタウン』なのでした。脇役のスーザン・サランドンアレック・ボールドウィンもいい味出してます。
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by dlynch | 2007-03-11 22:00 | cinema

マインドハンター | レニー・ハーリン

e0012194_22521583.jpgヴァルさまが出てるぅ♡とヨメが言うので、クリスチャン・スレイターが出てるようだし、まったまにはこんなの(=B級っぽい)もいっかと『マインドハンター』を見始めたら・・意外や意外なかなか楽しい映画でした。ちなみに、楽しいっていってもハッピーな気分になれるわけではないのでご注意。

FBIのプロファイラー候補生が殺人事件に巻き込まれて、サスペンスとホラーを足して二で割ったような雰囲気のなかで物語が進んでいくんですが、次はどうなるんだろう?犯人は誰なんだろう?何でこんなことするんだろう?とドキドキしながら観ているとあっという間。前半、生意気にバーの客をプロファイルして賭に興じていたプロファイラー候補生が、いざとなると思いっきり感情的になってるのが可笑しいやら哀しいやら。

そして、ヴァル・キルマーとクリスチャン・スレイターの扱いが見事!!やってくれるよ、レニー。どう見事かを書いちゃうとこれから観る楽しみ半減なので、実際にお確かめください。

R-15らしく残酷なカットも多いので、家族揃っては楽しめないし、つきあい始めたばかりの彼女なら泣き出すか怒って帰っちゃうだろうけど、気の知れた誰かと「えっー犯人はだれよぉ?」なんてポテチかじりながら観られたら楽しいと思うなぁ。
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by dlynch | 2007-03-06 22:52 | cinema

イルマーレ | イ・ヒョンスン

e0012194_2354122.jpgハリウッドリメークのおかげでオリジナルの『イルマーレ』豪華版DVDが発売されてたので買ってみました。昔レンタルで観たときにほのぼのと感動した覚えがあったんですよね。

ちなみに原題は『시월애』-時越愛。まんまじゃん・・。『イルマーレ』の方がずっといいだと思うんだけどな。ま、それはさておき、原題通りの時を越えたラブロマンスです。この時の越え方が絶妙で、ソンヒョン♂が生きてるのが1998年で、ウンジュ♀が生きてるのが2000年。つまり、逢おうと思えば逢えるズレなわけで、だからこそ交錯するエピソードにうっとりしちゃう。

時を経だたててるだけにコミュニケーションの手段が手紙とポストってのが、これまたいい。便箋に書く、手紙を届ける、手紙を受け取る、開封する。確かに非効率で面倒だけど、気持ちとか言葉を込める力や伝わる力、受け取る力はメールの比じゃないもん。そしてイルマーレ。海辺に、でも砂浜じゃなくハゼが住んでそうな干潟にぽつんと建っている佇まいがいいなぁ。実際に住んだら相当に不便だろうけど、あんな物件があったら住んでみたい。

日本の昔のトレンディドラマ的な妙にオサレな生活やBGMに笑っちゃうけど、小技がちょこちょこ効いてて、映像が淡くてきれいで、ハートウォーミングで、ちょっぴり切ないステキなお話です。誰よりも切ないのは、駅で、男とラブラブのウンジュ(ソンヒョンを知るのは2年後)を見つめるソンヒョン(ウンジュと時空を越えた文通中)。ウンジュ役のチョン・ジヒョンはときどきハッとするほどかわいい。

このアジア的な抑えた映画がハリウッドでどんな風にリメークされるんだろう?
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by dlynch | 2007-03-03 23:54 | cinema