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スパイダーマン3 | サム・ライミ

e0012194_0261029.jpg久しぶりに劇場で観たのは『スパイダーマン3』
ハーフマラソンの翌日が仕事で使い物になるとは思えなかったので、溜まってる代休の消化に充てて、品川プリンスシネマに行ってきました。

やっぱりこの手のVFX超大作映画はスクリーンで観るべきですね。NYを駆けめぐるスパイダーマンの躍動感やサンドマン(ほとんどONE PIECEのクロコダイル)の砂っぽさ、ハリーの浮遊感は大画面じゃないと享受できません。あり得ない映像を楽しむという意味では、さすがにハリウッドの最先端映画。

身近にいそうな悩めるヒーローという意味でトビー・マグワイアのピーターはピッタリだなと思うのですが、惜しくらむは恋愛・友情・葛藤・愛憎・家族・嫉妬をてんこ盛りに詰め込みすぎたところ。ピーター、ハリー、MJの3人を軸に展開すれば良かったのにと思うのは、身勝手なリクエストかな。ジェームズ・フランコがカッコよかっただけに余計そう思っちゃうんだよねぇ。
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by dlynch | 2007-05-31 00:48 | cinema

CRIMSON | 中森明菜

e0012194_2375882.jpg竹内まりやの新譜『Denim』のボーナスディスクに収録されている「約束」を聞きながら、中森明菜『CRIMSON』を想い出してました。後に竹内まりやが「駅」や「OH NO,HO YES!」をセルフカバーした名盤です。

最初が、クラクションやエンジン音、雑踏のざわめきで始まる「MIND GAME」。そのあとがかの名曲「駅」で、続いて「約束」。「ピンク・シャンパン」「OH NO,HO YES!」「エキゾティカ」「モザイクの城」「JEALOUS CANDLE」「赤いエナメル」と来て、最後の「ミックジャガーに微笑みを」では、前曲の「赤のエナメル」の鼻歌がモノラルで流れてきて、タイプライターを打つ音やコーヒー(きっとコーヒー)をすする音、煙草を吸い込んだときに火種が燃える音がSEで混じりながら、最後にステレオで「ミックジャガーに微笑みを」が流れてくる。この一連の流れがとても好きで、シングルの集合体ではない、アルバムとしての価値を知ったのは、この作品が最初だったかも。

もう一つ気に入ってたのが、全体に漂う気怠さ。恋に疲れた大人の女性が(この頃で言うと小林麻美のような)、厳寒のニューヨークで暖炉にあたりながらブランデ片手に昔を想い出しちゃうようなそんな感じ?と思ったら、ほとんどが不倫の歌だ。
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by dlynch | 2007-05-29 23:07 | music

山中湖ロードレース 今年はハーフマラソン

去年の山中湖ロードレース土砂降りの最悪の天候でしたが、今年は気持ちよく晴れ上がり、そよ風がそよそよ吹いて、最高のコンディション!初めてのハーフは2時間を切って、次はフルだ!4時間切るぞなんて思ってたけど甘かった・・。
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1kmをのんびりと6分で走って、ラストの1-2kmをすっ飛ばしてやれば2時間なんて余裕だもんねと思っていたのは14kmくらいまでで、15kmからは苦行。前回の山中湖一周と全く同じで、心臓はちっとも苦しくないのに、下半身がどんどん重くなる。モモやヒザが自分の身体じゃないみたいに動かなくなってきて、動かすと辛くて、折り返しが遠かったのなのって。ついに最後の給水所で歩いてしまったのでした。くそう。そして、1日経った今日は下半身全体の筋肉痛で満足に階段を降りられず・・。

ちなみにこのマラソンに備えて購入したTIMEXのPhiten Modelよると、6' 33>6' 08>5' 33>5' 41>6' 12>6' 12>5' 53>6, 00>6' 04>5' 47>6' 09>5' 49>5' 51>6' 00と順調にきたラップが15kmで9' 07、16kmが10' 20。ここで計るのを止めてしまって、最終タイムは2時間18分なのでした。悔しいなぁ。

とまぁ、暑苦しい体育会系のコメントはさておき、自然の中を走るのはすごく気持ちいい。苦しくなる上り坂も、ふと見上げれば、青々とした新緑が頭上に広がっていて、木漏れ日がきらきらと輝いている。湖畔に出ればすぐそこに富士山の雄大な姿。静寂の中に響く足音と息づかい。おばちゃんたちの声援。ほかでは得られない快感デス。

#郵送されてきた完走証によると2097位/2523人中 ゴールタイム 2:17:46 ネットタイム2:15:29 気象条件 晴れ22.5℃ 湿度25% がっくし・・
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by dlynch | 2007-05-28 21:29 | sports

海賊モア船長の遍歴 | 多島斗志之

e0012194_13581278.jpg海賊というと『パイレーツ・オブ・カリビアン』に代表されるような、下品で汚らしくてむさ苦しい無法者が略奪を繰り返すようなイメージしかなかったけど、『海賊モア船長の遍歴』を読むとそんなイメージがちょこっとだけ変わります。

やってることはあくまでも略奪や誘拐なんだけど、モアと男爵のキャラクターのせいか、野蛮な感じがしない。というか、行為そのもの以外はとても紳士。「潔癖な悪人」と評したスービアの一言がそれを物語ってます。そのスービアとのエピソードはとてもすてき。もう一つは多島さんの淡々とした筆運びだろうな。胸ときめく本格冒険ロマン!というよりも、ノンフィクションの歴史書を読んでるような、NHKのドキュメンタリーを見ているような、そんな感じ。

一つだけ納得できないのが、文庫本なのに上下2段にした段組。目線が上下左右に動くし、妙なところで改行もするので、読書に熱中できない感が拭い去れず、単行本でもこうだったのかな?
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by dlynch | 2007-05-26 13:58 | book

YOKOHAMA | K100D+DA 40mm

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昔はランドマークタワーだけが聳え立ってませんでしたっけ?
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初めての横浜ベイクオーター
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by dlynch | 2007-05-25 00:55 | photo

THE 有頂天ホテル | 三谷幸喜

e0012194_045053.jpg良くも悪くも三谷幸喜らしい『THE 有頂天ホテル』でした。映画ってよりは演劇っぽい。脚本もそうだし、オーバーな演技もそう。ま、三谷幸喜だから、映画っぽさを求めてはいけないのだけれど。

豪華なキャスティングがお正月特番っぽくてなかなか楽しく、とくに男性陣がそれぞれ持ち味を生かしてる。唐沢寿明とオダギリジョーって何でも演じられる役者さんですね。赤丸が『白い巨塔』の財前教授と同じ人とは思えないし、右近は『あずみ』の美女丸や『新撰組!』の斉藤一だもんなぁ・・。原田美枝子さん、ステキ。

つまらないわけでもなく、大笑いするほど面白いわけでもなく、クスクスよりはクスッって笑いが漏れるだるーい感じで中盤を過ぎて、終盤になるとがーっと盛り上がる。最後の閉め方は好きかな。練ってる脚本は好きだけど、詰め込み感は否めない。正直、川平慈英と堀内敬子のエピソードははいらなかったんじゃないかと。ダブダブもあんなに引っ張らなくていいのに。新堂さんと由美、ハナと武藤田をもうちょっと見たかったなと思うのです。
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by dlynch | 2007-05-24 23:50 | cinema

iSongBook® | Tivoli Audio

かわいいでしょ?このiPodスピーカー。Tivoli AudioというメーカーのiSongBookです。ラスベガスのFry'sで買ったのはコレでした。本当はiYiYiを買うつもりだったんだけど、思ったよりも奥行きがあったので、どーしようか悩んでたところ、少し離れたコーナーでiSongBookを発見。カワイー!一目惚れ。はるばる日本まで運んだのでした。周波数が違うので、JWAVEはかからないけど、ピシパシと小気味のいい音が出るし大満足。プラスチックの質感やブルーに光る液晶が気が利いてるんだよねぇ。
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ちなみにTivoli Audioは、最近インテリアショップで見かけるクラシカルなデザインのラヂオのメーカー。日本でも売ってくれればいいのに。
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by dlynch | 2007-05-21 00:52 | music

あの頃ぼくらはアホでした | 東野圭吾

e0012194_15231888.jpg『たぶん最後のご挨拶』を読んで東野さんの青年期に興味が湧いたので『あの頃ぼくらはアホでした』を読んでみました。

『たぶん最後のご挨拶』を読んだときも思ったけど本当にフツーの人ですね。それともフツーっぽく見せてるのかな?大阪のちょっと柄の悪い地区で生まれ育ったことを除けば、K少年のエピソードといい、大学受験といい、慶応に憧れるところといい、アーチェリー部に入部した経緯といい、その後の先輩後輩関係といい、合コンといい、就活といい、ちょうど10歳違うわけだけど、自分が経てきたあの頃とほとんど同じ。それであんな小説が書くんだもんなぁ。人生って分からん。
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by dlynch | 2007-05-19 15:23 | book

うさぎおいしーフランス人 | 村上春樹

e0012194_0633.jpg小説を日常的に読むきっかけになったのは何を隠そうかの『ノルウェイの森』。浪人時代に通っていた予備校の近くの本屋にあの赤と緑の本が平積みになってたんですよね。予備校生には安くはない1,000円(注:20年前)のハードカバーを買ったのは、装丁が洒落てたのと文学な薫りがしたから。無事、大学生になったころには立派なハルキストになってました。w村上w浅野の時代です。

読んでたときの自分のシチュエーションをありありと思いだせるのが、自分にとって村上作品が特別なところで、たとえば『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』羽島市立図書館で論文を仕上げてる合間に、『1973年のピンボール』は同級生の蘇我んちで麻雀の交代を待ってるときに、『ねじまき鳥クロニクル』は出張先の新守山駅のプラットホームで電車を待ってるとき、そして『ノルウェイの森』は名駅裏の喫茶店って具合に。あの独特なリズムの比喩にも凝ったことがあったなぁ。「春の熊のように穏やか」(だったと思う)って喩えはどの作品だったろう。

そんなハルキストじゃないと『うさぎおいしーフランス人』は楽しめません。安西水丸さんのかわいらしくてシュールなイラストに惹かれて買っちゃうと、ただのダジャレ集じゃん!ってことになっちゃいます。
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by dlynch | 2007-05-18 23:58 | book

6ステイン | 福井晴敏

e0012194_20242729.jpg福井晴敏さんといえば重厚な長編大作の作家さんだと思ってましたが、なんと短編もうまい。『6ステイン』を読んで、惚れ直しました。

読みやすくはないけど、筆力にパワーがあるとでも言えばいいのか、男臭い文章で徹底的に書き込んで、読者をぐいぐいと引っ張っていく(・・半分・・半分って言い回しが好きみたい)。長編を読んでるとときどきそこに疲れが出てくるんだけど、短編だと疲れる前にパンと終わっちゃって、そのバランスが絶妙。ストーリー自体は、挫折したり、引退したり、悩んでたりする主人公が、とある事件をきっかけに自分を取り戻していく、その事件も主人公たちのバックグラウンドも一般市民には非現実的な、いつもの福井節で目新しさはないけど、エピソードに気が利いてる。「畳算」にはホロリとしちゃいました。個人的には「断ち切る」が一番好きかな。福井ファンに嬉しいのは「920を待ちながら」。何が嬉しいかは読んでのお楽しみ。

ところで、文庫本のカバーデザインがやけにかっこいいなと思ったら、『ローレライ』の監督だった樋口さんのデザインなんですね。ミーハーな自慢ですが、『修羅雪姫』の特技監督をされてたときに、仕事でお会いしたことがあります。木訥とした真面目な方でした。それから数年後に監督としてブレイクするとは。サインもらっとくんだった。
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by dlynch | 2007-05-16 20:24 | book