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成功のコンセプト | 三木谷浩史

e0012194_23503917.gif本は大好きですがビジネス書の類は滅多に読みません。だってプライベートな時間を仕事に使ってるみたいでつまんないから。でも、サラリーマンを、しかも、ITのマーケティングという職種に従事してると気になるのも事実。そんなわけで久しぶりに読んでみました。ゴールド会員になってしまうくらい利用している楽天の三木谷さんが書いた『成功のコンセプト』です。

一橋を出て、テニス部のキャプテンをやっていて、興銀に入って、ハーバードでMBAを取得して、楽天を設立して、流通総額が1兆円超えて、という経歴を見てると雲上人のように思えますが、ここに書かれてることは至ってまっとうなこと。もっとも、そのまっとうなことがなかなか実行できないんだけどね。実行できないことに自分で言い訳してみたり。

楽天の創生期のエピソードとか、会議短縮のところとか、テニスの球拾いとか、インターネットに対する考え方とか、三木谷さんの信念とか、ニヤリと笑ったり、ほほぅと感心したり、そうだよそうだよだからウチの会社はなっとらんと憤っててみたり、いろんな風に楽しめます。それにしても三木谷さんって仕事が大好きな人なのね。ま、そうじゃないと社長業なんて務まらないと思うけど。

企業人としての心構えのエッセンスが詰まってるので、ITな人でなくても十分に参考になります。あぁやっぱやんなきゃ、よし明日からやろう!と背筋を伸ばしてくれるきっかけになるのは確か。うし、ガンバろっと。でも、ビジネス書はこれで当分いいや。
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by dlynch | 2008-01-30 23:50 | book

アイ・アム・レジェンド | フランシス・ローレンス

e0012194_23294397.jpg久しぶりに劇場で観たのが『アイ・アム・レジェンド』。大スクリーンで観てよかったと思えるすばらしいできばえでした。

すごかったのがVFX。CGというと光線とか宇宙とか恐竜とかを、つい思い浮かべちゃうけど、人っ子一人いないジャングルと化してるNYをあそこまでリアルに見せるなんてさすがハリウッド。リアルといえば、DVDを見るためにわざわざレンタル屋に行ったり、そこにマネキンを置いて話しかけてみたりという演出は、地球上にただ一人取り残された孤独感がひしひしと伝わってきてリアル。やっと出会えた母子にしても、お互いに警戒心を解かず、ハリウッドらしい恋愛にいかなかったのもよかった。

そして、なんといってもよかったのがシェパードのサム。彼女(サマンサちゃんだからね)の理想的な忠犬ぶりといったらそれはもう。ロバートと一緒にいる理由もちゃんと描かれているし、ときどきコミカルだし、ホラー的な内容にあって和ましてくれました。もっとも、あの展開は予想できたんだけど、フィクションとはいえわんこを飼ってる身としては直視できないねぇ・・。

ところで、この映画って『I am Legend』じゃなくて『He is Legend』じゃないのだろうか?原作とはロバートの描き方が違うのかな。
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by dlynch | 2008-01-27 23:30 | cinema

バブルへGO!! タイムマシンはドラム式 | 馬場康夫

e0012194_23534997.jpg出張のときにDVDで観ようかなと思ってたら、テレビでやっていたので、ポケーと『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を観てました。

あの頃、勤めていた会社からジュリアナまでは歩いていける距離にあったので、扇子を片手にソバージュ+ボディコンで腰をくねくね踊るお姉さんたちをたびたび見学に行ったもんですが、社会人になったばかりの給料では札束でタクシーを止めたり、豪華客船パーティなんてことができるわけもなく、せっかくあの時代の末期に東京にいたのにもったいないことしたなと思ってみたり、でも、あんな感じの浮かれた時代だったよなぁとカメオ出演してるタレントさんや当時のCMを懐かしんでみるにはいいんだけど、残念ながらただそれだけ。DVD借りるほどでもなかったかも。ヒロスエはとってもかわいかったけどね。

やっぱりタイムトラベルものにはタイムパラドックスがいるんじゃないかな。ここには一切出てこないから物足りなく感じちゃう。せっかく時間を行き来できるマシンがあるのに、ひょんなことから過去に戻って、バブル崩壊の原因を解決して、現代に戻ってきたらちゃんと歴史が変わってた、だけの一本調子じゃつまんない。

ところで、田中親子が現代に戻ったときの洗濯機のフタはだれが閉めたんだろう?
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by dlynch | 2008-01-26 23:53 | cinema

閉鎖病棟 | 帚木 蓬生

e0012194_2223276.jpg『閉鎖病棟』というタイトル通り、とある病院の精神科病棟の人々を丁寧に淡々と綴る前半は、あだ名で呼称されてるためか人物関係や登場人物の症状がなかなか掴めず、また、誰の視点で語っているのかが分からなくて混乱してしまい、活字をただ追うだけだったものの、とある殺人事件をきっかけに引き込まれました。

といっても、引き込まれたのは事件の種明かしや犯人捜しではなく、その背景にある動機にです。丁寧に病棟の様子を綴っていたのはこのためだったのかと納得。

したり顔の知識人なら、秀丸さんがとった行為を文化的ではないとか、非人道的だと責めるんだろうけど、家族や親しい人を亡くした人なら、誰にも批判できない当然の行為だと思う。「利益ですか-」に続く言葉に集約される感情でいっぱいになるはず。彼女はみんなの希望だったわけだし。その秀丸さんの決意、チュウさんの覚悟、島崎さんの再生。何度も読み直しました。

一方でチュウさんの妹夫婦に腹を立ててはいけないとも。こうした物語を読んでしまうとどうしても、患者側に感情移入しちゃうけど、実際に家族の誰かがああなったら、肉体的にも精神的にも、経験したことのない者には想像できない苦痛に苛まれるんじゃないかと。

明るい話ではないけれど、読了後はなんだか幸せな気持ちになれる不思議な魅力を残してくれます。
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by dlynch | 2008-01-21 22:23 | book

失踪 | ジョルジュ・シュルイツァー

e0012194_13114199.jpg意外な拾いものだった『フォーン・ブース』だったけど、もう一つのおまけ『失踪』は、テレビ東京でお昼に流れてるようなサスペンス(ヨメ談)。

ジェフ・ブリッジス主役という時点でそれどうよ?と思っていたら、その怪しげな行動にB級色が漂いはじめ、ダイアンがタイトル通り失踪し始めた頃からの展開はB級色全開。そもそもバーニーがなぜあーゆー行為に走るのか?一応自白っぽいシーンはあるものの、そこの理屈がよく分からない。安っちいサイコホラーにしか見えないのはそのためかな。

この映画で得た教訓は、コンビニでたまたま会った人のセールスにのってはいけないことと家族の写真を大切にしているからって安心しちゃいけないってことの2つ。見所は、若き日のキーファー・サザーランドとサンドラ・ブロック。ま、気弱なジャックが見られたってことでよしとしますか。
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by dlynch | 2008-01-19 13:13 | cinema

フォーン・ブース | ジョエル・シューマカー

e0012194_230459.jpg『24』に付いてきたおまけだし、直訳しようが意訳しようが「電話ボックス」だし、全く期待しないで見始めた『フォン・ブース』だったけど、意外な拾いものでした。

突拍子もないアイディアとそれを支える脚本、コリン・ファレルとキーファー・サザーランド(の声)がいい。映画にとって重要な柱さえしっかりしてれば、コストをさほどかけなくてもオモシロイものができるという好例です。ぎゃーぎゃーうるさいストリートガールやレイミー刑事(フォレスト・ウィテカーっていうんだ)などの小脇もナイス。ただし、なぜスチュがあんな目に遭わなきゃいけなかったのか、その理由が弱かったかな。

それでも、自分を少しでもよく見せるために着飾っていた重いコートをかなぐり捨てていく(正確には「剥がされていく」かな)一人の男の様には一見の価値あり。コリンの長い独白にはただただ拍手です。『24』のボックスを買ったみなさん。捨てちゃダメですよ。
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by dlynch | 2008-01-13 23:00 | cinema

24 -TWENTY FOUR- シーズンVI | ジャック・バウワー

e0012194_2329678.jpgテレビドラマといえば『水戸黄門』『必殺仕事人』のうちのオヤジが見てるくらいだから、『24』もすっかり日本での市民権を得たみたい。

最初はまだ10枚もあるねなんていってた『シーズンVI』も見始めてしまえばあっという間。ジェットコースターのような展開は健在です。このシリーズのよかったところは、CTU内の裏切りや内通者がいなかったことかな。その代わりに挿し込まれた、危機感のまるでない痴話話はいらなかったように思うんだけど。

カッコよかったのは大人なビルと切れ者のトム、笑えたのはマイロの小者っぷり。ファンになったのはクールビューティながらもどこか初々しげなナディアちゃん。ジャックは相変わらずだけど、暴力性が少し影を潜めて、苦悩の姿を見せてくれます。国の正義と自分の正義。どちらかを選ばなきゃいけないのは、そりゃ辛いよ。

マンネリ化してきたとはいえ、毎回毎回よく練られた脚本には脱帽。『24 -TWENTY FOUR-』を観てきた人は必見。観たことのない方はシーズン1からぜひ。
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by dlynch | 2008-01-12 23:29 | teevee

見えないドアと鶴の空 | 白石 一文

e0012194_2316445.jpg実は去年のうちに読み終えていた『見えないドアと鶴の空』。前に読んだ『僕のなかの壊れていない部分』が気に入って手に取ってみたんだけど、不思議なタイトルから連想される不思議な作品を期待していたら、不思議な能力が描かれてるものの、骨子は一昔前のTBSのメロドラマのよう。

『一瞬の光』でもそうだったように、この人のセックス描写は生々しくて、それがよりメロドラマっぽく、湿っぽくしている。昴一は確かに真摯に生きようとしてるけど、絹子から逃げ、由香里に溺れてる姿を見てるとただの節操のない、だらしない男にしか見えなくて。エリート然とした人が登場して、しどけない姿を見せつけるのも(このパターン多い)拍車をかけてるし。

また、日常的なお話に超常現象を持ち込むのは嫌いじゃないけど、今回の能力の見せ方は好きじゃない。すべてはラストの演出のために後付けされたような印象を受けちゃって、この手の能力者に必要な悲哀が中途半端になっちゃってる感じ。新年の一作目ながら今ひとつなのでした。
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by dlynch | 2008-01-07 23:16 | book

あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。
年末を過ごした実家では元旦に見事な雪が。風情はあるけど、さっぶいであかんて。
今年は大厄の前厄に当たるので、絶対に厄除けせないかんという母親の勧めに従い、近所の飯高観音で厄除けを頂いてきました。どうか恙なく過ごせますように。
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こちらは実家の老猫"ダダ”ちゃん。目がまん丸で顔もまん丸で身体もまん丸なお饅頭のようなネコです。はなが近寄るとシャァァァと怒ります・・。
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by dlynch | 2008-01-01 00:00 | others