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中目黒の桜

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すごい人出でした。天気が良くなかったのが惜しい。
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by dlynch | 2008-03-29 22:55 | photo

GTroman | 西風

e0012194_23474536.jpgクルマに興味のある人、なかでもジュリエッタとかMGとか"R"とかアルピーヌとかコブラとか、そんなキーワードにぞくぞくできる人だけが楽しめるコミックがこの『GTroman』です。

いまから20年ほど前の地方の男子学生の最大の関心といえばクルマで、『頭文字D』のように峠に命をかける系から、見た目最優先のクーペ系、これ見よがしな改造が好きなヤンキー系、お金持ちお坊ちゃんの外車系、そして、クルマいじりが好きでクラシカルな外観に惹かれるエンスー系に大別されてたと思うんだけど、そのエンスー系のバイブル的な存在だったのが、1988年に第一刷が発刊されたこのコミックなのです。

その独特の作画はけして巧いとか綺麗ではないし、物語の展開にも台詞運びにもどことなく野暮ったい感じがして、井上雄彦さんのような圧倒的な完成度を誇る作品の対極にあるようなコミックなんだけど、オイルが焼ける匂いやエキゾーストノートが聞こえるような気がして、なんだか不思議な魅力があるんだよねぇ。今でもときどき本棚から引っ張り出して読むこのコミックをなんとなくAmazonで検索したら、なんと完結編が出てるじゃん!ファン納得の終わり方です。

でも、あとがきを読んで、あぁでもあの時代は終わったんだなぁともちょっとしんみり。だって、西風の息子が「ATで、オデッセイとか・・<中略>・・ステージアとか何でも良いけど、クルマ買って」って・・。そんなのあり?
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by dlynch | 2008-03-28 23:57 | book

不自由な心 | 白石 一文

e0012194_0241571.jpg前に読んだ『見えないドアと鶴の空』では、Amazonで言えば星1つくらいのコメントを書いたのに、習性とは恐ろしいもので、そんなことはすっかり忘れて『不自由な心』を手に取ってみましたが・・

残念ながら、短編で構成されるこの作品で描かれていることも、小難しい理屈を振りかざしながらも、結局は自分のことしか考えられず、連れ添っているヨメさんどころか、愛人のことさえもちゃんと考えることのできない、身勝手で、だらしのない男たちだけで、その他者と真摯に向き合わない態度には、正直むかっ腹しか立たず、とっても不愉快。

あとがきで作者自身が述べているように、5つの作品の連続性をつなげてみても、この不愉快さは変わらず。これだけ人を不快にさせる小説ってのも、それはそれで貴重ではあるかも知れないけど、せっかくのフィクションの世界で物語を楽しめないってのは、ワタクシ的にはNG。これでもう読まないと誓った作家の二人目にめでたく?ノミネートです。
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by dlynch | 2008-03-27 00:32 | book

ライラの冒険 | クリス・ワイツ

e0012194_21523856.jpgおシゴトの関係で前売りを頂いたので、話題の『ライラの冒険』を観てみました。向かった先は去年新宿にできたシネコン「新宿バルト9」。高級感があって、スクリーンが大きくて、音響がよくて、なかなかよい劇場です。もう、前列の頭が気になるような古い映画館には行けないな。

で、肝心なライラなんだけど・・・つまらない。正確に言えばお話が何が何だか分からなくて楽しめない。誰が何をしようとしているのか?誰と誰がなぜ対立しているのか?が分からないので、登場人物の立ち位置がよく分からない。その上に、ダイモンやらダストやらよく分からないキーワードがいっぱい。原作を読まないまでも、Webであらすじを掴んでから出かけた方がいいかも。

それとライラちゃん。演じたダコタ・ブルー・リチャーズちゃんはなかなかの好演だったけど、あの演出はいかがなもんかね?ただの気の強い無鉄砲。考えなしにどんどん突き進んで、ラッキーな手助けに助けられることの繰り返し。個人的には、ニコール・キッドマンが老けてしまったのにはちょっとショック。

見所は総製作費250億円といわれるVFXかな。これは確かにすごい。飛行船を初めとする架空の乗り物のリアル感が実在してるようだし、わらわらと登場するダイモンたちは生きてるようにしか見えない。イオレクなんてどう見てもホンモノのくま。そのイオレクの王座を巡る戦いも迫力満点ですごかった。

ちなみにオフィシャルサイトではダイモン占いができます。私のダイモンは「ダイモンの全人口1,139,920中のユキヒョウ91,746の一つDelila」
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by dlynch | 2008-03-23 01:39 | cinema

チーム・バチスタの栄光(下) | 海堂 尊

e0012194_20574496.jpg下巻に入ってすぐ、厚生労働省から派遣された調査官という触れ込みで白鳥という新キャラが登場しますが、阿部ちゃんはこちらでした。作品内でロジカルモンスターというあだ名が与えられているとおりの奇人変人で、『空中ブランコ』の伊良部を攻撃的にした感じ。『TRICK』の上田次郎ともかぶります。

この白鳥が出てきてからは、さらに話が漫画的に展開するので、気軽に笑いながらミステリーを楽しめるという点では評価するんだけど、個人的は底が浅い感じがしてしまう。謎解きも動機も「ああなるほどふーん」とさして驚くこともなく、最後も漫画的な大円団だし。田口先生の名前の由来の聞き取りには事件と結びつくひねりが欲しかったな。

でも、旅行に携えて行くにはピッタリの小説。白鳥の快刀乱麻な取り調べやもったいつけたセリフ回しのおもしろさには移動時間を忘れます。誰かに『チーム・バチスタの栄光』って面白い?って聞かれたら間違いなくオモシロイとお答えします。
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by dlynch | 2008-03-22 20:57 | book

チーム・バチスタの栄光(上) | 海堂 尊

e0012194_23591477.jpgどの本屋にいっても『チーム・バチスタの栄光』が平積みされているので、さすがに気になって読んでみました。映画化の戦略に巧く乗せられているだけとも言いますが。

で、その上巻。謎がありスリルありなかなか面白い。肩のチカラが抜けていそうで、実は相当書き込んでいるんじゃないかと思われる文体も面白い。

とくにいい感じなのは田口先生のキャラと医療に対する姿勢かな。外科医の最高峰的に描かれるチーム・バチスタの対極にあるような、地味な神経外来の出世欲が全くない万年講師が、なんのかんのいいながら丹念に丁寧に事件を調べていく様が漫画的で楽しい。きっと、とぼけたふりをしているこいつが後半から切れ味のある推理を披露するに違いないと読み進めていたわけですが、下巻でこの浅はかな予想は見事に裏切られるのです。

えっ?阿部ちゃんが桐生先生じゃないの?下巻に続く。
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by dlynch | 2008-03-17 23:59 | book

ロッキー・ザ・ファイナル | シルベスター・スタローン

e0012194_2152452.jpgそして、予定よりも一日遅れの帰りの機内で観たのが『ロッキー・ザ・ファイナル』。劇場で観たかったのに、忙しくて見逃しちゃった作品です。

第一作目からリアルタイムで知っている世代としては、あのビル・コンティの名曲が流れるだけで、ゾクゾクする不思議な高揚感に満たされてしまうので、悪く思いようがないだろうと思いながら見始めたんだけど、正直なところやや期待はずれ。『ロッキー』だからって期待が高すぎたのかな。

なんかエピソードのバランスが悪い。過去を振り返るシーンが多すぎるし、マリーはともかくステップスはいらない。その分、ディクソンの苦悩やロッキーのトレーニング(割とあっさり終わってしまう)に時間を回してやればよかったのに。

とはいえ、復讐のためでも、名声を得るためでもなく、自分の中にくすぶっていたものを全て吐き出す、ただそのためだけにフルラウンドを戦い抜く姿には男としてしびれる。60歳を過ぎながら、あそこまできっちり身体を仕上げて、元プロボクサーと本気でどつきあいをするスタローンの姿にも打たれる。自分がオヂサンと呼ばれる世代に突入してるから余計にね。
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by dlynch | 2008-03-16 21:54 | cinema

クローサー | マイク・ニコルズ

e0012194_0204748.jpg昔は公開前の話題作をいち早くチェックできるという理由で、機内の映画サービスをよく見ていたけど、あの画質の悪さと吹き替えが我慢できず、また、人より早く見たからってそれがどうした?と考えるようになってからは、もっぱら機内の映画鑑賞はノートPCです。そんなわけで行きの機内で観たのが『クローサー』

白を基調にすっきりとデザインされたパッケージからは、美男美女(クライブ・オーウェンは違うか)の恋愛模様がスタイリッシュに描かれていそうだけど、紛れもない不倫映画です。板東英二や篠ひろ子が出てきそうなドロドロ四画関係。

自分の思い通りにならないと気が済まない身勝手なダンと、落ち着いた大人の女の雰囲気を漂わせながら実はガードが甘くて意志が弱いアンナには終始腹立ててました。

不倫ものっていつもよく分からないんだけど、どうしてあんなに簡単に口説いたり、口説き落とされたりするんだろう。まるでファンタジー映画を観てるような現実味のなさを感じてしまうのはボクだけ?公開当時に話題になったナタリー・ポートマンのストリッパー役は、彼女の体つきが華奢すぎて、ここでも現実味のなさを感じてしまったんだけど、ただ、クライブ・オーウェンとの応酬とダンと再会するシーンはこの作品の最大の見所です。
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by dlynch | 2008-03-12 23:23 | cinema

最悪 | 奥田 英朗

e0012194_13204377.jpg「他人の不幸は蜜の味」という言葉があるように、不謹慎ながら自分に関係のない第三者の不幸は基本的におもしろいものです。それが小説のような架空の世界のことだったらなおさら。『最悪』では、零細下請けの社長とOL、ちんぴらの三者三様の不幸せに落ちていく姿がこれでもかってくらいに悲惨に描かれていて、可哀想になる前に笑っちゃう。

それにしてもよくもまぁやることなすこと裏目裏目に出てしまって、転げ落ちていく他人の人生を描けるもんだと感心しちゃう。しかも、読んでる方の気分が悪くならないぎりぎりの線で抑えられるってのはすごい。自分に置き換えたら、立ち直れないくらいの悲惨な話なのに、思わず笑っちゃうのは間違いなく奥田さんの筆力。彼が描き出す物語にはどれもユーモアが溢れてるんだよね。ただし、この作品の場合はブラックユーモアだけど。

3人がそれぞれの事情を抱えて、とある場所で居合わせたことで引き起こる急展開。怒濤の展開の中でも、お涙あり、男気あり、悲哀あり、最後には鮮やかな幕引きへと繋がるのは、ここに至るそれぞれの経緯を丁寧に描いてきたからこそ。ここを細切れに読んじゃうとおもしろさ半減なので、最後の100ページは一気に読みましょう。

昔から理屈っぽいと言われることの多かったワタクシからすると、川谷を追い詰める太田に自分を重ねちゃって、ちょっと複雑。論理を振りかざすのはほどほどにしなきゃ。
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by dlynch | 2008-03-10 13:29 | book

SHIBUYA BY NIGHT | 夜までに渋谷区

Lucky Brand Jeansで見つけたヘンなTシャツ。シュールな日本語に思わず写真を撮っちゃいました。ここって前から日本語や中国語をデザインに取り入れてるけど、それにしても「夜までに渋谷区」って・・。「渋谷」じゃなくて、律儀に「渋谷区」って書いてるのがオカシイ。ちなみにおへそあたりには「カラオケ」と書いてあります。
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by dlynch | 2008-03-09 17:38 | travel