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続・氷点 | 三浦 綾子

e0012194_22583457.jpg一生を終えてのちに残るものは、われわれが集めたものではなくて、 われわれが与えたものである。

『続・氷点』でゆるしを欲する陽子に、祖父がジェラール・シャンドリの引用だとして、語って聞かせたこの言葉は、私の座右の銘です。Give and Takeは、ビジネスの基本ではあるけど、自分個人を売り込みたいときはTakeなんて考えずに、ひたすらGive Give Give。『効率が10倍アップする新・知的生産術』にも、そんなことが書いてあったっけ。だから、なにかと出し渋ったり、見返りを求めようとする人にはがっかり。与えても与えてもまだ何か出てくるそんな人間になりたいもんです。

赦し(あえて漢字で書く)って難しいテーマだよね。お恥ずかしい話、大学の専攻が西洋哲学だったので、魂の救済とか福音を学んだことがあるんだけど、バブルに浮かれていたへらへら大学生には全く理解できず、それなりに年を重ねた今の立場でこの小説を読んでみても、それがどんなことかなんて、まだまだ分からない。赦しを請うような状況に追い込まれることがなければ一生分からないだろうな。

おもしろいとか、ためになるとか、感動するとか、そんな一通りの言葉では語れない魅力が『氷点』『続・氷点』には溢れてます。韓流ドラマで古典的な恋愛観に涙しちゃう人もぜひ。
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by dlynch | 2008-05-29 23:04 | book

第28回 山中湖ロードレース

[5:10]起床。[6:00]小雨の都内を出発。談合坂で晴れ間がのぞく。[7:35]東富士五湖道路の山中湖ICに到着。ここで渋滞。スタートまで1時間半あるから大丈夫だろう。再び雨。[8:00]なかなか動かず焦り始める。[8:25]なんとかICを通過して、交通規制の滑り込みセーフで湖畔のR138へ。[8:45]山中湖役場を過ぎたところにある無料駐車場の空きスペースに止めさせてもらう。オヂサンありがと![9:00]会場の山中湖中学校でエントリをして、手荷物を預ける。スタートまで15分しかない!慌ててストレッチ。[9:10]スタート地点に向かって小走り。途中、ショートカットしようとして水溜まりに突っ込む。スニーカーが水浸し。[9:15]気持ちが整わないままスタート。

・・とまあ、こんなに慌ただしく、三回目の山中湖ロードレースは始まりました。河口湖に泊まった元同僚によると7:00には山中湖ICは渋滞してたそう。雨は相変わらずしとしと降っていて、一昨年とほとんど同じコンディション。今年の目標は一に完走、二に2時間切ること。さて、どうなったでしょう?ここからはラップ中継で。

[5'28]21.0975kmを120分ってことは、だいたい6分/km切ればいいやとアバウトな目標で走り始める。[5'26]なかなかいいペース。でも、足取りがいつもより重い気がする。やっぱり、ストレッチが足りなかったかとちょっと不安。[10'41]3km地点を見逃す。自分だけに向けられていないと知っていても、沿道の応援はやっぱり嬉しい。[16'29]5-6km時点を見逃す。6*3=18だから、まっいいかと納得。[5'51]快調。雲間に富士山が見える。湖を左手に走るもっとも好きな箇所。[11'10]9km地点を見逃す。上り坂きつい。[5'37]一転、下り坂。でも、ペースを上げない。[5'25]こんなにたくさんの人がいるのに、聞こえるのは吐息と靴音だけ。これが好きなんだよなぁ。[5'39]あれ?膝が痛いぞ。[5'41]今度はふくらはぎが・・。[5'41]去年と同じく、心肺はOKなのに、下半身が重い。でも、去年はもっと早く痛くなってたはず。[5'38]まだまだ大丈夫。[5'46]まだ大丈夫。[6'12]周りを見渡したり、景色を楽しむ余裕がなくなる。「歩かない勝つ歩かない勝つ」と言い聞かせる。ついに6分台。[18'38]やっと折り返し地点を通過。でも、18-19km時点を見逃す。6*3=18だから、6分以上のペースか・・と計算するのがやっと。歩かない勝つ歩かない勝つ・・[6'13]ついに21km地点を通過。最後の上り坂が猛烈にきつい。['41]遂にゴール!手元の時計は2:00:43。
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コースマップを見ながら記憶をたぐり寄せてるので、正確じゃないかも知れないけど、走ってる最中の思考はこんな感じです。15kmくらいから先はもうど根性。「(今年は)歩かない(去年に)勝つ」と唱えながら気付いたのは、勝とうとする相手が他人じゃなくて自分になってること。これが歳を重ねることなんだと、マラソンしながら、一歩大人になりました(笑)。2時間は切れなかったけど、完走できたからいいやと充足を感じてるのは、そういうことなんだろうな。

帰りは元同僚たちと河口湖近くの温泉で休憩。雨上がりの富士山は雄大でした。
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#完走証によると1632位/2773人中 ゴールタイム 2:02:24 ネットタイム2:00:56 気象条件 晴れ16℃ 湿度92%
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by dlynch | 2008-05-26 22:18 | sports

Nike+ SportBand 買っちゃった

会社帰りにB&D代々木店に寄ってみたら、Nike+ SportBandがあるじゃん!というわけで即買い。7,560円なり。ちょっと高いね。ただ、愛用のスニーカーはAdizeroなので、ネットでRunAway Adapter iPod Sports Kitなるアダプタを見つけ出し、Amazonで注文。来週から試してみよっと。
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明日は山中湖ロードレースでハーフを走るんだけど、こりゃ一昨年みたいに雨天ランニングになりそうだなぁ。やだなぁ。でも、今年こそ2時間切るぞ!
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by dlynch | 2008-05-24 21:58 | sports

氷点 | 三浦 綾子

e0012194_22374039.jpg最初に『氷点』を読んだのは23-4歳の頃のこと。大阪出張の帰りの新幹線で読み始めて、寮に戻っても読み続け、やっと読み終えたと思ったら、あとがきで『続・氷点』があることを知り、我慢できずにどしゃ降りの雨の中、本屋まで買いに行って、遂にそのまま朝まで読み続けたという思い出の一冊です。

いま読み返してみても、つくづく自分の人生観や恋愛観に影響を与えた作品だなぁと思う。それはこの著作を語るときに誰もが必ず引用する原罪だけではなく、清潔、誠実でありたいと思い続ける人物同士の清らかな恋愛関係、いつまでもじくじくと思い悩む人の弱さ、妬み誹る人の醜さ。こうありたい、こうなっちゃいかんという人生の規範になってます。もっとも、この歳になっても徹や北原の足元にも及ばないんだけど(笑)

舞台となっているのは約60年前の旭川市。メールも携帯もないのに、現在よりも人と人がちゃんとつながってる。その日どころか、すぐに返事を出さないとせっつかれ、匿名で好き勝手なことを喚き立てる、慌ただしくて無責任な現代のコミュニケーションって、便利になってるんじゃなくて、単に退化してるだけなんじゃないかって気がするんだけど、これって年寄りのグチ?どきどきしながら手紙を出して、やきもきしながら手紙を待って、読むのが嬉しいような怖いような封を切るあの感触をもう一度味わいたいって思うのはただのノスタルジー?
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by dlynch | 2008-05-23 22:37 | book

はなちん、我が家で丸7年

はなちんがやって来て丸7年が経ちました。7年間ずっとかわいいです。これからもずっとかわいいです。寝てるときはこんなですがかわいいです。
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by dlynch | 2008-05-20 23:43 | dog

フランフランを経営しながら考えたこと | 高島郁夫

e0012194_22523541.gif自分の中でビジネス書の波が来てます。『成功のコンセプト』を読んだときに「ビジネス書はこれで当分いいや」なんて書いてたのにね。しかも、興味を引くのは本業に関係のない分野のもの。今回はFrancFrancらしい装丁が目についた『フランフランを経営しながら考えたこと』を読んでみました。

20代の頃のインテリアの基準は無印やFrancFrancだったものの、30歳を越えた辺りからFrancFrancはちょっと気恥ずかしくなり、興味はコンラン辺りに移るわけだけど、そこへAGITOやBALS Tokyoのようなショップが登場して様子が変わってきた。AGITOTivoli Audioを知り、BALSではショップはもちろん、テナントの構成にもセンスを感じ(design fla bicicletta COLNAGOを入れたのはものすばらしい感覚だと思う)、となるとこの複合的なショップを展開しているのはどんな人なのか気になります。

ターゲットを明確に定め、ショップのコンセプトをそこからブラさない。ショップ自身が広告だから、品揃えと店舗、客を大切にする。どうやらこの教科書のような手法を忠実に守ってきたことがFrancFrancの成功のようです。そして、株式会社バルスの成功は、早くからSPAを意識していたこと、焦らずにでも着実に次への布石を打ったこと。

ま、そんな堅っ苦しく読まなくても、バルスが展開するブランドに興味がある人なら、きっと楽しく読めるはず。ちなみに、FrancFrancの初出店とワタクシの初出社は同じ1992年。同期なんだよね(それがどうしたっていわれても)。
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by dlynch | 2008-05-19 22:59 | book

GIOS ULTIMO

勤務地が初台に移転したのを機にチャリ通を復活しようと決心。LOUIS GARNEAUのLGS-XDRという古いMTBにスリックタイヤを履かせたチャリを持ってはいるものの、都内を走るならロードが欲しいな、でも、通勤にドロップハンドルは気合いが入りすぎだし、ちょっとそこら辺まで的な使い方には大げさだし。ということで、クロスバイクに絞って、雑誌やWebを丹念に調べ上げ、シゴト途中に自転車屋を覗きつつ、たどり着いたのが、KLIEN KarmaRALEIGH RF-7GIOS ULTIMOの3台。そしてさらなる熟考の末、こいつを買っちゃいました。
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GIOS ULTIMOです。
決め手は、ジオスブルーだからではなく(Cantareと同じ黒モデルがあったらなぁ)、フラットバーロードなスタイルで、フロントとバックがカーボンだったこと。速そうで乗り心地がよさそうってことです。全体的なパーツのバランスもよかったし。

さて、そして週に2-3度走ること1ヶ月ほど。最初に驚いたのは乗り心地が硬いということ。フルサスペンションのMTBからの乗り換えなので、覚悟はしてたけど、ここまでゴツゴツとアスファルトの震動が来るとは思わなかった。フルアルミのモデルはもっと硬いんだろうか?

その代わり、軽くて速い。するすると移動できる。なによりもチャリはキモチイイ。スピードにのったときの疾走感や軽く汗ばんだTシャツを風が通り抜けるとき、匂いや季節感が感じられるところとかね。なにやら流行っているようだけど、やっぱりチャリ通はお奨めです。慣れてきたら寄り道しうよっと。
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by dlynch | 2008-05-18 23:00 | sports

The Definitive | The Cars

e0012194_0224785.jpgリアルタイムで聴いていたころ、ものすごく好きなバンドではなかったはずなんだけど、社会人になってから、たまたまJWAVEで流れていた「Drive」をいたく気に入ってしまい、それ以来、思いついたようにThe Carsを聴いてます。そして、iTunesで『The Definitive』を購入。

「Drive」や「You Might Think」もいいんだけど、今のお気に入りは「I'm Not The One」。

ところで、あの頃といえばMTV。記念すべき第一回目(1984年)のMTV Video Music Awardは「You Might Think」なんだって。確かにハエになって飛び回るリック・オケイセックにはインパクトがあったけど、まさか、かの「トゥッリッラァー(小林克也風に)」を抑えてのAwardとは。ちなみに第一回のノミネートはこんなんだったそうです。

The Cars "You Might Think"
Herbie Hancock "Rockit"
Michael Jackson "Thriller"
Cyndi Lauper "Girls Just Want to Have Fun"
The Police "Every Breath You Take"

なんとも豪華なノミネート。全部覚えてるよ。「Every Breath You Take」のStingのウッドベースがすっごいかっこよかったんだよなぁ。
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by dlynch | 2008-05-14 00:43 | music

Nike+ SportBand

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ものすごーく気になるものを発見しました。その名もNike+ SportBand。かっちょいいリストバンドに計測器がついているようで、こいつを外してUSBでPCにつなげればNike+で遊べるらしい。これでShuffle派のボクもNike+に参加できそう。問題は、愛用のシューズがアディゼロなこと・・。

#さっそく仕事帰りにアートスポーツ日比谷店に行ってみたら、5/2に入荷した分はすでに売り切れ。次に20個くらい入るらしいんだけど、それもほとんど予約が入ってるとの頃。潤沢に市場に出回るのはずいぶん先になりそうです。
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by dlynch | 2008-05-10 23:27 | sports

犯人に告ぐ | 瀧本 智行

e0012194_0221053.jpgそもそもは映画のトレーラを書店で見かけたことが、原作を買うきっかけになったので、そりゃ『犯人に告ぐ』は観るでしょ。とはいえ、映画が原作を越えることは滅多になく、だから、さほど期待していたわけではないんだけど、意外になかなかよくできてます。でも、そこまで。よくできてはいるんだけど、パンチに欠ける。佳作どまりの惜しい映画でした。

まず好感が持てたのは、実力のある俳優陣を揃えたこと。奇を衒ったキャスティングもなく、ジャニーズもアイドルもおらず、誰もがしっとりとした演技を見せてくれます。原作にとても忠実で、大切なポイントが2時間にうまくまとまってるのもすばらしい。逆にまとまり過ぎていたのが弱点くらい。確実に映画が勝っていたのは、殺害現場のシーン。一般人は少年が殺害されている現場をうまくイメージできないしね。あれを映像で見せられると巻島の無念がよく伝わってくるし、伝わるだけの説得力のある色合いでもありました。

原作を読んだ人間が映画にがっかりしてしまうのは、自分が想像したキャラクターとは違う俳優が演じていたり、演出されたりするところだと思うけど、そこはこの映画でも変わらず、巻島やその奥さんを初めとして、みんななんだか違う。植草の堅物キャラはまだいいとしても、津田長がちょっとね・・。あれでは県警本部に連れてきた意味が伝わってこない。俳優陣がよかっただけにそのギャップがどうしても気になったのでした。
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by dlynch | 2008-05-08 23:59 | cinema