観る前からこれは泣けるんじゃないかと、かなりの期待を込めて観てみた
『ターミナル』。でも、うーん、イマイチ。
トム・ハンクス演じるビクター・ナポルスキーがどうしてニューヨークに行きたかったのか、スタンリー・トゥッチ演じるフランク・ディクソンはどうして執拗にビクターに嫌がらせをするのか、この映画の核となるこの2つの理由が今ひとつ弱いんですよね。だから、どうしても感情移入できない。この核をとりまくいくつかの小話もありふれてるか、えぇー?そりゃないだろ的なものが多かったし。ヒューマンドラマではなくて、米国や法制度の皮肉ドラマとして観ると面白いかもしれません。
唯一の収穫はキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。彼女って、ゴージャスな女優さんなので、全くの別世界に住む遠い人、たとえは悪いけど叶姉妹的な存在だったんですが、『ターミナル』のスチュワーデス役はとってもカワイイ。キュッと抱きすくめたくなるような可愛さでした。
ところで、あの噴水は水は出ないままなの?