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阿修羅城の瞳

阿修羅城の瞳_e0012194_1739232.jpgはっきりいって『阿修羅城の瞳』はつまんねー映画でした。

まずストーリーがワケわかりません。阿修羅って鬼の親玉?で、鬼って何?人間になにか悪さするの?闇椿ってなに?どんな盗賊?その簪は?なぜつばきの簪なの?その痣は?それがどんな意味を持つの?鬼御門という組織が、そもそも悪の組織にしか見えず、敵対するはずの鬼も悪の軍団なので、その2つの立ち位置が最後までぴんとこず。

でも、なんと言っても脱力しちゃうのが、チープな江戸の街並みと阿修羅城のセット、それに鬼のCGと巨大阿修羅王。テレビの戦隊ものレベルの鬼や失笑すら誘う阿修羅王の降臨シーンには呆れ果ててしまいました。ハリウッドの足下にも及ばないという言葉すらハリウッドに失礼なCG。使いどころを間違えるとすべてが台無しになる悪例です。

ほとんどどぶに捨ててしまったようなこの2時間で得たのは、宮沢えりのはだけた肩から漂う色気と市川染五郎の見事な所作だけだったのでした。はぁ・・
by dlynch | 2006-03-25 22:05 | cinema
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