このブログの記念すべき最初のネタは『KillBill』でもDavid Lynch作品でもなく『オールド・ボーイ』。『シュリ』で主役の2人以上に目立っていたチェ・ミンシク主演+カンヌでタランティーノが大絶賛というふれこみに惹かれ、当時できたばかりのアミューズCQNに出かけたのは昨年末のこと。この4月にDVDがリリースされたときには、速攻で購入して、2度目の鑑賞を自宅でゆっくり楽しみました。
やっぱり傑作です。それも超傑作。
見終わったあとに感涙するわけでも心温まるわけでもスカッとするわけでもなく、むしろその逆なんだけれども、なんというか衝撃が後を引いて、オモシロかったねの一言で済ませるには作り手に失礼かなと思わせる、そんな映画です。劇場で見終わったときはしばらく言葉が出てきませんでした。さえない飲んべえオヤジっぷりとイカレたボンバーヘアー?がすてきなチェ・ミンシクもサイコーです。フィンチャーやタランティーノが好きな人なら、迷わず観るべし。劇場で一度見た人もDVDを買ってもう一度見るべし。特典のDVDでは、スタッフや役者のこの作品に賭ける意気込みが堪能できます。そうそう、この作品は音楽も秀逸です。歌舞伎町あたりで、テーマのワルツを聴いていると金槌を持って暴れたくなります(笑)