自分の中でビジネス書の波が来てます。
『成功のコンセプト』を読んだときに「ビジネス書はこれで当分いいや」なんて書いてたのにね。しかも、興味を引くのは本業に関係のない分野のもの。今回は
FrancFrancらしい装丁が目についた
『フランフランを経営しながら考えたこと』を読んでみました。
20代の頃のインテリアの基準は無印やFrancFrancだったものの、30歳を越えた辺りからFrancFrancはちょっと気恥ずかしくなり、興味はコンラン辺りに移るわけだけど、そこへAGITOやBALS Tokyoのようなショップが登場して様子が変わってきた。
AGITOで
Tivoli Audioを知り、
BALSではショップはもちろん、テナントの構成にもセンスを感じ(
design fや
la bicicletta COLNAGOを入れたのはものすばらしい感覚だと思う)、となるとこの複合的なショップを展開しているのはどんな人なのか気になります。
ターゲットを明確に定め、ショップのコンセプトをそこからブラさない。ショップ自身が広告だから、品揃えと店舗、客を大切にする。どうやらこの教科書のような手法を忠実に守ってきたことがFrancFrancの成功のようです。そして、株式会社バルスの成功は、早くからSPAを意識していたこと、焦らずにでも着実に次への布石を打ったこと。
ま、そんな堅っ苦しく読まなくても、バルスが展開するブランドに興味がある人なら、きっと楽しく読めるはず。ちなみに、FrancFrancの初出店とワタクシの初出社は同じ1992年。同期なんだよね(それがどうしたっていわれても)。