観終わったあとに救いがない映画、それが
『SAW』。
同僚があまりにも絶賛するので、TSUTAYAで借りてみました。訳も分からず知らない所に連れてこられて、そこからの脱出を試みるという図式は
『CUBE』によく似ていますが、脱出するプロセスに重きをおいた『CUBE』に対して、こちらはそこに至るまでの経緯に重きが置かれてます。その経緯を描くのに、残酷で痛々しいシーン(もしかしたら、この現実の世界でも起こりうるかもというリアル感があって、そこが怖い)がこれでもかと登場するんですよねぇ・・
オチについては、賛否両論があるようですが、伏線の張り方が見事なので、私はすっかりはまってしまいました。生きているってすばらしい、と逆説的に感じたい人にはお勧め。でも、弱ってる人、人生に悩んでいる人、大学生以下の子供がいる人、ハッピーエンド以外は許せない人、つきあい始めたばかりの彼女を部屋に呼んでみようと思っている人、止めた方がいいです。
今日は悪夢を見ちゃうだろうな。