大絶賛というわけでないけど、つまらなくなくはないという中途半端な
『ジャンパー』でした。公開時が微妙なヒット具合だったので、そんなもんかなと思ったらそんなもんだったという、良くも悪くも内容が興行に反映されてた感じ。
空間から空間を瞬間的に移動できる特殊能力を持っちゃったら人はどうするか?あんなことしちゃうし、こんなことしちゃうよね?という小市民的な願いをヘイデン・クリステンセンが叶えてくれます。若いくせに渋みがきいているので、嫌みな感じがなかなか似合う。テレビで洪水のニュースが流れたところでどこ吹く風。世界平和のことなんて微塵も考えないその姿勢は、ある意味清々しいいんだけど、対立するパラディンの立ち位置が今ひとつはっきりしなくて、中盤から話がグダグダしちゃうのが残念。あと、ミリー役の女優さんが可愛くない・・。キルスティン・ダンストと同じで、おれさまの眼力不足?
ジャンプするシーンはとにかくカッコイイです。VFXをとても効果的に使っていて、そこはさすがにハリウッド。ジャンプのアイディアもいい。スフィンクスの頭の上でひなたぼっこしてみたいなぁ。