ロバート・ダウニー・JRといえば、モリー・リングウォルドやマイケル・J・フォックスあたりとかぶる80'sの青春映画スター。なかでも
『レス・ザン・ゼロ』で演じたドラッグに溺れるボンボンが強く印象に残っていて、その後、実生活でも薬漬けになったと聞いたときには妙に納得したものでした。そんな彼がついに大作映画で復活。
『アイアンマン』を演じるとなれば、そりゃ観に行かないとね。
これまでのアメコミヒーローと違うのは、ヒーローが経営者であること、肉体的には全く普通の人間で、パワードスーツを装着することで、尋常ではないパワーを手に入れられること、そのスーツを開発したのはほかならぬ本人であること、この3つです。だからこそ、あんな調子で空を飛んだら、身体がもたないだろうというツッコミはさておき、スーツが改良されていく行程が男心をくすぐります。
スーツを開発するに至る動機も明確だし、本人の才能があるからこそ開発ができる。対峙する敵がXXなのも組織に身を置いていると共感できる、スーツで実現できることは子供の頃に夢見たことばかりで、秘書は美人で気が利くとなれば、サラリーマンとして憧れないわけにはいきません(笑)ロバート・ダウニー・JRの軽妙なCEOっぷりもその魅力に花を添えていて、次の公開が楽しみです。