人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

cinema and book

killbill.exblog.jp

そうだ 京都、行こう。 | 嵐山編

紅葉の京都へ2泊3日の旅です。お昼に京都駅に着いて、レンタカーで向かった先は嵐山。木曜というのにものすごい人です。よーじやカフェで小休止してから、トロッコ嵐山駅を目指してまずは散策。竹林が旅情を誘います。
そうだ 京都、行こう。 | 嵐山編_e0012194_22222573.jpg
で、トロッコ嵐山駅に着いたら、電車はすでに満席。団体さんが買い占めちゃうのねぇ。次は1時間後だというので、渡月橋を目指して戻ることに。途中、天龍寺に寄ろうと思ったら、わんこはNGでした。
そうだ 京都、行こう。 | 嵐山編_e0012194_222177.jpg
渡月橋の上で1枚。橋の上は2-3℃温度が低いと思う。
# by dlynch | 2008-11-27 14:00 | travel

レッドクリフ Part I | ジョン・ウー

レッドクリフ Part I | ジョン・ウー_e0012194_2315273.jpg最初に『レッドクリフ』の存在を知ったときは、赤い崖赤い崖・・赤壁の戦い?と英単語をそのまま持ってくる日本の配給会社の浅はかさにがっくりきましたが、大スクリーンで見てきて考えが改まりました。これは三国志の名を借りたアクション超大作。むしろ三国志のことを知らない方が楽しめるんじゃないかな。

とにかく戦闘シーンの迫力がすごい。これぞアクション映画の醍醐味。この映画に興味があるなら、DVDのリリースを待たず、劇場に足を運ぶべき。とくに超雲と関羽の超人的な戦いっぷりが(HEROほどスーパーではない)手に汗握ります。

歴史物として好感が持てたのは、物語がシンプルなところ。強大な軍事力を誇り、さらにその勢力を拡大しようとする曹操 vs 民草を大切にする劉備と悩める若き君主・孫権の連合軍を軸に、三国志の人気者である孔明と周瑜を主人公に据えて、ロマンスは周瑜と小喬だけという潔さがすばらしい。

俳優がまたすばらしくて中村獅童はなかなかの好演。劉備、関羽、張飛、超雲はまさにイメージ通り。トニー・レオンの周瑜と金城武の孔明は良い意味でイメージを裏切ってくれました。小喬・・艶っぽくてドキドキ(絶世の美女というイメージとはちょっと違うけど)。

三国志ファンには物足りなさやイメージのとの乖離があるかも知れないけど、映画でも観てスカッとしたいなぁなんて方にはお奨めです。
# by dlynch | 2008-11-24 23:36 | cinema

スティーブ・ジョブズ 神の交渉力 | 竹内 一正

スティーブ・ジョブズ 神の交渉力 | 竹内 一正_e0012194_23484417.jpgワタクシの仕事における最大の自慢は、日本で最後の開催となったMacworld Tokyo 2002のキーノートに数分とはいえ登壇し、かのスティーブ・ジョブスと壇上で肩を並べたことです。えへん。

このときのリハで驚いたのは、仕切りがApple Japanではなく、本国のスタッフだったこと。厳重なセキュリティを通過して、会場を覆う黒い布を捲って中に入ったそこはApple Inc.。そして、内容のチェックが細かくて、何かといえば「それはジョブス的にNGだから変更して」(たぶん、フィリップ・シラーだったと思う)とうるさいうるさい。ジョブスというカリスマの存在を肌で感じたのでした。

『スティーブ・ジョブズ 神の交渉力』を読んでいると、そのカリスマを形作るネゴシエーションのエピソードがこれでもかと紹介されるわけですが、一般ピープルには真似できない交渉術ばかりなので、ここから何かを学ぶと言うよりも、歴史書でも読む感覚で、偉人の行動に驚き、憤り、感心するのが正しい読み方かな。

ちなみに、このときに眼前で見たジョブスのプレゼンはいまでも脳裏に焼き付いてます。通常、よいプレゼンターに出会ったときは、ああいう見せ方や間の取り方を自分のプレゼンにも採り入れようと考えるんだけど、あまりにもレベルが違いすぎて、どこを真似すればいいかさえ分からず、ただ、その魅力と迫力に陶酔。あれは、神のプレゼンでした。
# by dlynch | 2008-11-23 23:57 | book

天使のナイフ | 薬丸 岳

天使のナイフ | 薬丸 岳_e0012194_0333954.jpgときどき本屋に平積みされていて気になっていた『天使のナイフ』。この機会にと思って読み始めたらこれが大当たり。久しぶりにおもしろいミステリーに出会えました。

多くのミステリーで、少年法の過剰なまでの少年犯罪者の保護に疑問を投げかけ、被害者のやりきれない思いを軸に物語を組み立てていくケースは多く、この作品でもその視点は同様なんだけど、加害者側の心理や状況にも踏み込んだところが、これまでの作品とは違うところ。桧山に自分を重ねながらも、またもや考え込んでしまいました。『さまよう刃』で考え込んでしまった方はこちらもぜひご一読を。

ミステリーとしても一級品で、果たして犯人はだれなのか?そこに至るまでの課程が作り込みすぎなんじゃないかというくらいのものすごい仕掛けになってます。これから集中して読んでみよっと。
# by dlynch | 2008-11-19 00:46 | book

ラストゲーム 最後の早慶戦 | 神山 征二郎

ラストゲーム 最後の早慶戦 | 神山 征二郎_e0012194_23374473.jpgいいところがまるでなかった『フライング☆ラビッツ』に対して、不覚にも涙してしまった『ラストゲーム 最後の早慶戦』。こういう映画を観て、泣いてしまうのは、歳をとってしまったということなんだろうか?

話はとてもベタです。ポスターのコピーだけでどんな展開になるのか想像がつくくらいオーソドックス。でもね、それでも、学生時代にラグビーをやっていたせいか、スポーツにおける試合の大切さってよく分かるし、ましてや早慶戦となれば、そこの学生となれば、試合に賭ける思いが違うはず。ましてや、もう間もなく出陣しなければならない、生きて帰れる保証はなく、生きて帰ってくると口にすることもできない。そんな状況下で、せめて子供たちに試合をやらせてあげたいっていう監督や父親や母親や兄や妹や合宿所の女中さんの気持ちを考えると涙が出てしまうわけですよ。そして、最後の応援エール。あれもベタな演出だけど、やられました。ぐすん。

俳優陣もすばらしくて、学長や監督、両親のベテラン勢はもちろん、野球部員たちが抜群によかった。とくによかった渡辺大は渡辺謙の、柄本佑は柄本明の息子なのね。ひさしぶりによかった邦画でした。
# by dlynch | 2008-11-17 23:37 | cinema